皮革製品のメンテナンスの定番です。
革靴、革グローブ、革ツナギなどほとんどの革製品に使えます。

ただし、一つ注意点が。
革製品は転倒後の滑りやすさが大事なのですが、レザーオイルは塗りすぎるとべたべたになり、滑りくくグリップするようになります。
グリップしやすいということはその部分の摩耗が始まる瞬間に路面に引っ張られるような状態になります。
特に手のひら、肘、肩などは打ちやすい位置なのと影響を受ける骨や関節が近いのでこの辺りは塗らないか薄く塗るほうが良いです。

手のひら→手首は細かい骨が多く、ここの複雑骨折につながる
肘→肩間接の脱臼につながる
肩→体の下に向かって力がかかることで鎖骨の骨折につながる

金額の高い革ツナギやレーシンググローブは上記の箇所にプロテクター（スライダー）が使われているのもこれらの事故回避のための設計です。
ラナパーの質そのものは良いので油を塗ればいい、というだけではなく、何のために油を塗るのかというところまで考えて使用することが重要だと思います。

ＮＳＦで使用していた革ツナギのメンテナンスに使っていたので利用車種はＮＳＦ１００とさせて頂きました。

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