ユーザーによる GOODRIDGE:グッドリッジ のブランド評価
イギリス グッドリッジ社製のブレーキホースは機能部品としての確かな性能と、劣化に強い素材の選択などによる高い耐久性と安全性を併せ持ちます。
総合評価: | 4.3 /総合評価409件 (詳細インプレ数:395件) | |
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買ってよかった/最高: | 151 | |
おおむね期待通り: | 115 | |
普通/可もなく不可もない: | 33 | |
もう少し/残念: | 9 | |
お話にならない: | 3 |
使用シチュエーション | 街乗り向き
ツーリング
サーキット
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効果 | 効果なし
効果あり
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作業スキル | 初心者
プロ級
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品質・質感 | 5 |
コストパフォーマンス | 5 |
ブレーキ系のフィッティングパーツですが、一般的なバンジョーアダプターとは異なり、ステンレスメッシュのブレーキホース(#3)に直接装着するパーツになります。
装着にはホースのカット、端面の成形、ワイヤー成形が必要な他、オリーブと呼ばれる内部パーツを正確に打ち込み、ソケット部が抜けないようにする作業が必要です。
作業難度はかなり高め。
失敗するとブレーキがスッポ抜けて死んでしまう事になるので、構造を理解していて細かい作業にも相当自信のある方か、何度もブレーキホースを作ってきた経験が無いと苦しいです。
組み立てやすいように組むとステンレスメッシュのワイヤーで補強したホースの効果が無くなり、ゴムホースよりはマシ・・・くらいのタッチしか得られない残念なホースになってしまうはずです。
バンジョーアダプター式のように組み立て後は角度調整も出来ないので、組み立て時から向きと角度を考えて組む必要もあります。
上手く組むには相当なコツがあり、素人でしっかり作れる人は滅多に居ないはず。。。
幸い、私は過去に某社で販売していたホースキットを1日200台分制作していた経験があり、このフィッティング組み立て作業はお手の物、5mm刻みで自在に組めます。
バンジョーアダプター式にすればそんな苦労をしなくて済むのですが、なぜわざわざオリーブ式の面倒な物を使うかと言うと、フィッティング部分に余計な金属パーツが無くなりシンプルなホースにする事が出来るから。
軽くてシンプルな方がカッコイイと思うタイプなので。
派手なアルマイトでコッテリ固めたゴツいホースが大嫌いという、完全に自己満足の世界。
品番から見てGoodridgeの正規品なのは間違いありません。
Goodridge製はバンジョーは他社の物より厚さが薄く、スタイリッシュに仕上がるのが良いですね。
しかし、バンジョー式フィッティングはオイル流路が内部で何回も折れ曲がり、細い隙間を通る宿命です。
ブレーキ系は液がバンバン流れる事は無いので(ブレーキは圧力が伝播するだけ、内部をフルードが流れるのはパッドが減った時に体積吸収する場合のみ)バンジョー式で特に問題はありませんが、油圧クラッチではそうは行きません。
物凄い量のフルードがレバーを握る度に行ったり来たりするので、流路の途中にボトルネックがあるのは大問題です。
でもこの大問題はほとんど認識されておらず、油圧クラッチは純正も含めてバンジョー式が主流です。
確かにバンジョー式でもクラッチ操作は問題無いのですが・・・どうしてもレバータッチの悪さが気になり、最大流量を確保するためにクラッチ系からバンジョーを排除する構成にしてみました。
スパッと切れてスパッと繋がる、レバーが重いワイヤー式クラッチのようなフィーリングが欲しかったのです。
理想は市販レーサーTZ250のクラッチ。
そんなワケで採用したフィッティング方式ですが、これが効果絶大!
エア抜きの段階からレバーがスパスパ動き、握り方向も離し方向も動きが速い!
抵抗無くフルードが流れるのでフィールの良さは抜群で、これを知ったらもうバンジョー式油圧クラッチなんか使う気にならないです。
90°に曲がったフィッティングはパイプを曲げた価格の安い物もあるのですが(性能は何ら問題無し)カッコ優先でこのタイプ(フォージと呼ばれる物)にしてみました。
ブレーキキャリパーにもカッコ優先で採用(ブレーキはマスターシリンダー側にバンジョーを使っているので意味は無い)。
ストレートバンジョーや20°バンジョーを使った時と同じ取り回しなのに90°フィッティングを奢る無駄さよ!
何十年も前からあるパーツですし、性能は文句無しです。
あと、どうでも良いけど超カッコイイ。
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