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SHORAI Battery:ショーライバッテリー

ユーザーによる SHORAI Battery:ショーライバッテリー のブランド評価

「SHORAI」Inc.は、2010年に設立された最先端の科学電池製造メーカーです。数十年使い続けられた鉛バッテリーに代わるバッテリー、パワースポーツ用リチウムイオン(LifePO4)バッテリーの開発に成功し、北米をはじめ、ヨーロッパ、アジアに供給しています。超小型・超軽量・高耐久性、そして高出力で安全、環境に優しい、メリット尽くめの次世代バッテリー「SHORAI」LFXは、バッテリーの歴史を大きく変えるでしょう。

総合評価: 4.2 /総合評価341件 (詳細インプレ数:325件)
買ってよかった/最高:
166
おおむね期待通り:
106
普通/可もなく不可もない:
34
もう少し/残念:
10
お話にならない:
13

SHORAI Battery:ショーライバッテリーのバッテリー関連のインプレッション (全 1 件中 1 - 1 件)

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[ 新着順 | 高評価順 | 低評価順 | 参考になったが多い順 ]
購入者さんさん(インプレ投稿数: 11件 )

1.0/5

★★★★★
使用シチュエーション 街乗り向き ツーリング サーキット
効果 効果なし 効果あり
作業スキル 初心者 プロ級
品質・質感 1
コストパフォーマンス 1

【このレビューの要約】新品のバッテリーがいとも簡単にダウンしたのでおすすめしません。
絶好調な状況から些細なイレギュラーで急激な電圧低下が起き、いきなり長時間の走行不能になる可能性があります。
一見破格の3年保証は当てにならず、メーカーさんの対応も好ましいものではありませんでした。
多くの方にとって普通の鉛バッテリーの方が有用なことをまず強調します。


ここから走行不能の経緯の詳細です。レビューがかなり冗長になっています。
購入前にこの製品特有のマイナスの側面を事前に多く知っておきたい方はお付き合いください。

SHORAIバッテリー換装から2ヶ月後、5日間予定のロンツーの途中でバッテリーがダウンし走行不能で人生初のレッカー移動になりました。
きっかけは車体への衝撃が皆無の、軽い立ちごけでした。
サイドスタンドが地形に引っかかって下がりきらないまま停めようとして、気づいた時には重心が崩れて支えきれなくなったので諦めて一旦そっと車体を寝かせました。
大きめのエンジンガードや私の脚が車体と路面に挟まれてクッションになっていて、明確なショックは車体に有りませんでした。

レッカー移動後、HONDAの整備士さんに電装関係の検査をお願いして、後日バッテリーの電力低下の診断結果が送られてきました。
心配していたECUやオルタネーターなどのマシン各部の異常は全くなく、SHORAI製バッテリー単体の故障だったそうです。
HONDAの整備士さんが言うには、立ちごけの衝撃でバッテリーが落ちたのではないかということでしたが、私は衝撃を与えないように寝かせたのでその見解を疑問に思いました。
誇張でもなんでもなく、普段の走行中のブレーキ操作や走行中に路面の起伏を拾った車体の衝撃の方がよほど大きいくらいでしたから。
SHORAIバッテリーダウンまでの合計走行距離は約1500km、利用期間は2ヶ月未満です。
ここまででバッテリーとしての評価は0点になりました。


臨時出費は修理費に加え保険の範囲を超える長距離レッカー代や予定外の宿泊代、帰宅代、後日の遠方からの車両受け取り交通費など合わせて10万を超えました。
※電気系統の故障や検査は昨今のバイクの電子制御化の影響もあり、正規ディーラーさんの工場にレッカー移動せざるを得ず、そうなるとバイク任意保険の規約上、補償範囲がぐっと狭くなり自ずと回復費用負担が高くなります。

本題に戻って、故障発生前からこのバッテリーの電圧変化に興味があり、メンテの時に細かく自前の電圧計を当てて記録をとっており、冬場で乗車機会が週1?2回でも問題が起きるすぐ前まで常時13.3V以上(90%)なのを確認できていました。
快調もいいところの充電状態からいきなり始動不能になってしまい、不調の前兆もなにもありません。
若くて健康な状態から、一回小石に躓いたら全身複雑骨折です。
このバッテリーがもし教習バイクに付いていたら1日のうちに何度も始動不能で教習が中止になるでしょうね。
その点、旧来の鉛バッテリーなら期待寿命と現実の差異が少なく、最低限の整備の知識があればバッテリー交換の時期を前もって把握できます。
臨時の復帰なら、しばらく待ってからモバイルジャンプスターターでリカバリーできますし、そもそも停止状態からの軽い立ちごけ程度で電力があやしくなることも無いでしょう。
あまりにも些細なきっかけで、急激に電圧が降下する恐れがある点はSHORAIバッテリーとリン酸鉄リチウムイオンバッテリー愛用者の方にも覚えておいて欲しいと思います。
鉛バッテリーの扱いに慣れた方でも動揺すること間違いなしです。

そもそもこういうトラブルを事前に回避したくてリチウムイオンバッテリーを選んだはずだったのですが。
この程度の安定性にも関わらず、各所でそこそこ評価が高い現状には大きく警鐘を鳴らしたいです。
この不都合な低評価レビューもモデルチェンジして商品ページをリセットすればすぐに闇に葬れますし。
少なくとも私にとってはタダで貰えたとしても嬉しくない代物の評価になりました。

自然放電が少ないバッテリーゆえ、冬季の車庫内放置に強い点は、驚異的な軽さと合わせてたしかに魅力です。
しかしいくら始動性良好でも、あまりにも危険なダウンをする恐れがあるので、長距離移動を踏まえた旅先での総合的な安定性を重視するなら、依然従来の鉛バッテリーが無難です。
また衝撃にもすこぶる弱いそうなので、オフロード車やサーキット走行車、非舗装路を走行予定の車両は絶対にやめたほうがいいと思います。
故障経験前と後で180度評価が変わる製品と言えるでしょう。
なにしろ私も初めて手にとったときの軽さは感動しましたし、何事もなく1年使えていればこちらの製品の☆5絶賛レビューを書こうと思っていたくらいですから。
まさに天国と地獄です。
リン酸鉄リチウムイオン電池は発売から10年は経っていて、そろそろ技術がこなれてきたと思っていたのですが勘違いだったようです。
注目したい技術ですがまだ実用には課題が多いのですね。
製品評価は自信を持ってマイナスを付けたいです。

ここからはメーカーさんの対応。
この製品が原因で使用者の周りで何か重大な事故や損害が起きてもメーカーさん側は返金には応じてきません。
「日本はどこでもそうだから。規約だから」の一点張りです。
一見3年保障は破格で、製品への自信が伺えますが、日数経過で段階的に保障の額を下げながら有償の交換に応じるもので、今回のように1年目の早期に初期不良や故障に当たった時、保証内容はお世辞にも手厚いとは言えません。

サポートは気持ちのいい対応ではありませんでしたし。
というのも電話でやりとりした際、こちらが検品発送の事前説明を簡単にお願いすると無視され、再度催促したらホームページのコピペが送られてきて、そこには「領収書か納品書を添えてください」の一文すら添えられておらず簡素な返送案内としても手落ちが明らかでした。
私がホームページの規約文書を読んでいた所感では、購入者側に不利な例外事項があまりに多そうだったので追加で数行の質問をしたのですが、「お答えできかねます」のことわりすらなく、質問を完全に無視してまずはバッテリーを自腹で送ってくるようにと、再び上から指示を出されました。
こちらとしては漠然とした不安が先行しており、責任回避に重点が置かれた規約を読み解いてなぜ不安なのかを言語化して、要点を整理し質問するまでにそれなりに時間がかかっているのです。
こちらの意図を全く理解してもらえない対応で肩を落としました。
拾い読みで応対しているのか、別の業務兼任でお忙しいのか、サポートに専用のガイドラインが無く担当者さんが居ないのではという有様で、杜撰なもの。
こういうところで破格の3年保障の裏が見えてきます。
サポートとのやり取りのたびに買わなければよかったという後悔が限界を超えて増大します。

SHORAIさんと問い合わせの電話のやりとりが始まるやいなや、私の車両や検査修理対応にあたった業者を確認してくるなど、隙あらばユーザーの責任に持っていきたい対応の方針があるのか、不正改造車や怪しい業者を使ってないかを探ろうとしてきます。
故障の件ともう利用したくない旨を伝えたら、気分を損ねたのかうちの商品に限ってそんなこと有るはずがないという態度で、こっちは12年もこの商売やってきたんだから、うちに過失はなく私の責任だと結論付けるために突っ込みどころを伺っている様子です。
言葉こそ敬語ですが、素人がガタガタ言うなとばかりの圧を感じました。
私が過去幾度か経験した保証期間内の対応では、異常の概要や写真を軽くお知らせしただけで二つ返事で応じてくれることがほとんどで、最初から保障システムを不正利用する悪質クレーマーとして疑いの目で見られていると感じたのは初めてでした。

貴社のバッテリー以外は全部純正ですよ。
サポート対応さんに痛くもない腹を探られ追い打ちをうけます。
担当者さんからは製品購入に対する感謝も不具合の謝罪の一言も無く、こちらの意図が通じるかどうかずっと不安でした。

現実にバッテリーの電力異常が起きているにも関わらず、送料は往復共に購入者の私の負担で、SHORAIさんの工場で検査をお願いしてようやく不具合かどうか認定される、どこまでも製造者側の負担を回避しつつ購入者の責任を疑ってかかる内容です。

さらに悪いのが、不具合を起こしたバッテリーが一定期間過ぎると動作不良から回復し、いかにも正常そうな振る舞いをするので、メーカーさんに自己負担で送った際に不具合を確認できず、こちらがはた迷惑な嘘つきクレーマーとして扱われる可能性すら心配があったことです。
こういった私の心配をよそに、サポートさんの対応は電話もメールも取り付く島がなく、とにかく自腹で送って来いとの指示を出し、そのくせ商品の評価に関わるこちらの経験談にはそれはお客さんに理解できる問題じゃないでしょう?とばかりにしっかり釘を刺してくるのです。
ところで、規約にてメーカーの指定する値を下回る過放電をした製品は、即刻保証対象外など例外規定を設けていますが、今回のように一見過放電に類する別種の不具合がバッテリー単体の不備で起きた場合はどうするんでしょうか?
バッテリーに内蔵するログの機構か何かがすべての不具合を詳細にレポートをできるんでしょうか?
私の遭遇した電力異常の故障は、規約の文面を盾に一切の保証なしと門前払いされる可能性すらあったかもしれないのです。
とにかくすべてメーカーの検査と制度の上で話が進むので、利用者の故障実体験が入り込む隙間は無く、メーカー優位の交渉をするのは、私のようになにか起きた後で一層の負担になります。
レッカー業者さんから正規ディーラーの整備士さんまで、多くの人が始動不可能になった車両を確認しているにも関わらず、知らぬ存ぜぬで通されたら目も当てられません。
検査の以前に、メーカーの初期不良品にせよ、堂々たる検品合品が外装無傷の静かな立ちごけ程度で自走不能になったせよ、正常なバッテリーが12時間経っても電力を回復できないにせよ、購入者にとってはいずれのケースも困った製品なのは変わらないのです。
どうもメーカーの対応は品質向上のための原因究明と責任回避が目的で、利用者の保障の視点が欠けているようです。
それでも、私が厄介クレーマーでもなんでもいいから、軽い立ちごけで完全ダウンするバッテリーがメーカー基準で正常な製品なのかどうか確認したいという思いで製品をメーカーに自腹で返送しました。

あまりに疑心暗鬼になったので電話のやり取りは録音しました。
後日検査内容が送られてきて、「バッテリー回路の”製造上の不具合”なので新品交換対応する」とのでした。
こちらに交渉の手札がほとんど無く、メーカー有利の状況ですから検査無しでバッテリーに異常無しと診断されてもおかしくなく、発送した時点で私はそれすら覚悟していましたが、どうやら最低限の保証は機能したようです。
返送品が送られてきましたが、ここまでお付き合いいただけた皆さんならご想像の通り、SHORAIさんから明確な謝罪の言葉は最後まで一言も一文も有りませんでした。
最後の電話で製造側の責任の所在こそ引き出しましたが、それもこちらから切り出して言わせたもので、謝ったら補償問題になるからか今後も頑なに謝ることはないのでしょう。
土壇場で嘘つきクレーマーになることは回避できましたが、こちらは10万を超える臨時出費と数々の面倒な手続き作業が発生しており、車両も半月以上遠方に預けたまま使用不可、これら実害には最後の最後まで謝罪の一言も無し。

人命を預かるバイクのバッテリーに不具合と思しき挙動が出た時点で、「使用者側周辺では購入費以上の損害が発生しているであろう」という想像力が、メーカーのサポート応対の端々から一切感じられないのは感動的ですらありました。
一方のSHORAIさんはローコストで厄介な検品漏れ不良品を市場から購入者負担で回収でき差し引きで得をしてます。

※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ NO・・・オススメできません。

投稿日付: 2022/09/11 09:40
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