ジェットヘルと比べるのもなんですが、風切り音が全くしないと感じるほどの差があります。素晴らしいです。数年ぶりにフルフェイス型を被りましたが、改めてフルフェイスは外界を遮断すると感じました。ここ数年はジェットヘルばかりだったのでしばらく忘れていた感覚です。ジェットヘルよりも重いですが、数年前に使っていたkabutoのシステムヘルよりもだいぶ軽くなっていますので、これなら長距離でも疲れにくいように思います。カブ主ですので、春秋はジェットヘル、夏は半帽、冬はこれで季節によって使い分けようと思っています。
この型は他のフルフェイス型と比べても視界は狭めだと思いますが、被ってみた感じ不安はありません。上下左右とも視界の端に帽体が見えますが、視界を遮るほど大きく映る訳ではありません。もちろん、ジェットヘルの開放感と比べると、特に上下が狭く、鼻から下が隠されますのでスピードメーターを読みづらくなります。ジェットヘルは姿勢はそのままで視線を落とすだけでメーターを読めますが、この型は帽体(チンカバー)がメーターと被るので少し頭を下げないといけません。(カブの場合です) もっとも、致命的なデメリットということではなく、メーターを読むときは前方視界がなくなりブラインドライディングになる、というわけではありませんのでご心配なく。
日除け用のインナーサンシェードはとても便利です。この機能必須でこのヘルメットを選びました。直射日光が当たるときは常用し、夕刻やトンネル、峠の木立などではレバー操作でさっとたためます。レバーの動きもスムーズです。なお、この冬、シールドを閉じた状態で走っていてインナーサンシェードが曇ったことがありました(シールド内側に付けているオプションのPINLOCKは曇りませんでした)ので、取り外して内側にDAYTONAの曇り止めを塗り込んでやったら、曇らなくなりました。
標準装備のブレスガードは鼻が隠れますので、息による眼鏡の曇りをある程度防いでくれます。ウィンドシールドは顎下から頬への風の巻き込みを減らしてくれて、ネックウォーマーをするとウィンドシールドと首のすき間をネックウォーマーが埋めてくれますので、首からヘルメット内への風の巻き込みはなくなります。こういう小技も効いてますね。
チンカバーのエアインテークはかなり効果があります。スピードがあまり出ていなくても、オープンにすると唇の周辺に風が流れ込んでくるのをはっきりと感じ取れます。これなら夏でも涼しそうです。冬は閉じておきますが、完全には遮断できませんので空気が入ってくるのを感じます。ヘルメット内の換気の面ではこの方がいいのかもしれませんね。真冬は少し寒く感じるかもしれませんが、どっちにしろ真冬はネックウォーマーやマスクガードなどを併用するので全く問題ありません。
カブだとスピードが出ていないので、頭頂部のエアインテークからの風は感じません。もしかするとヘルメットインナーを被っているので感じにくいのかもしれませんが。

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