USB電源のインプレッション (全 1 件中 1 - 1 件)

インプレッションの並び順を変える
[ 新着順 | 高評価順 | 低評価順 | 参考になったが多い順 ]
くまいぬXさん(インプレ投稿数: 39件 / Myバイク: グロム )

利用車種: グロム
身長・体重・体型: 身長/166-170cm 体重/91-95kg 体型/ガッチリ型

4.0/5

★★★★★
使用シチュエーション 街乗り向き ツーリング サーキット
効果 効果なし 効果あり
作業スキル 初心者 プロ級
品質・質感 4
コストパフォーマンス 5

■デザイン
未塗装の黒プラスチックですが、大抵のバイクは、ハンドルのコントロールスイッチまわりが黒なので馴染みやすい色合いとなっています。車種によってはレバーホルダーとコントロールボックスの間に入れることも可能だとは思います。スリムなデザインのため、そのほうが形的にも違和感がないと思います。ただ、配線の色が黒と赤でやや派手な印象です。ハンドル周りを黒で統一しているバイクは少し工夫が必要です。


■機能・性能
本体はUSBが2ポートあり、それぞれが最大12W(5V/2.4A)の出力が可能です。これはQuickChargeやUSB-PDが出る前である従来の急速充電規格であり、ツーリング中のスマホの充電程度であれば問題ない性能だと考えます。前述の通り最新の技術ではより大電力で高速に充電可能な装置もありますが、これらはあまり適さないと考えています。
利用用途として、ツーリング中にスマートフォンなどをマウントして給電するという使い方が一般的だと思いますが、日中の直射日光にさらされながら充電することを考えると、冬場でも発熱によりサーマルスロットリングが働き、給電自体が制限されたり、オーバーヒートしてデバイスの使用が制限されてしまう可能性もあります。
そうなってしまうと本来の性能が発揮できない上、そもそも給電できないとなると本末転倒です。
また、Type-A端子ならば最新機種のスマホ以外にもインカムやウェアラブルデバイス、モバイルバッテリーなどの給電も可能であることを考えると汎用性が高く、かつ急速充電に対応している本製品ならば、性能と使い勝手のバランスがいいと考えます。


■取り付け
今回取り付けたJC75型グロムの場合は、ハンドルバーが黒なのでどこに設置しても違和感がなさそうなため、クラッチ側レバーホルダーの右側に設置しました。ゴムスペーサーが付属しているため、ある程度ハンドル径は柔軟に対応可能です。本体の取り付けは、ネジでカバーを取り外し、ゴムシートを挟み込んでカバーを引っ掛けながら閉めてネジ止めするだけの簡単設置です。
配線については、本体から変圧ユニットがケーブルで繋がっています。さらに変圧ユニットから給電のための配線が伸びています。各ケーブルの長さ的には30cmといったところでしょうか。給電配線は延長ケーブルが付属されています。この製品はブレーキランプの配線から電力を引っ張れるため、ブレーキ配線の+端子を引っこ抜き、製品に付属しているY字に割り込ませ、電力を分岐します。アース配線はフロントカウルを外して車体フレームについている適当なボルトに挟んでアーシングします。
メインキーを回して通電確認した後は、ハンドルのクリアランスを確認しつつ、変圧ユニットをカウル内の既存のケーブルに付属のタイラップでまとめ、もとに戻して完成です。


■使い勝手
雨よけのカバーがありますが、単純なシリコンカバーのため、経年劣化で防水性能が落ちないか少し不安です。また、キジマなどの製品と違いカバーを外すと水が直接当たる仕様のため、降雨時には使えません。ただし、変圧ユニット内にヒューズがあるため万が一のショートの際は安心です。
短いUSBケーブルがなかったので適当なケーブルを使用しましたが、スマホ給電用なら15cmぐらいのケーブルを使えるようになるので使い勝手が良さそうです。左右ではなく上下にわかれているタイプなので、コネクター部が大きな製品も使いやすいです。


■取り付けの注意点
電源の配線についてはバイクの種類やどの系統から取ってくるかによって違うので、取り付け予定のバイクがブレーキからの簡単配線に対応しているかはよく確認したほうがよろしいかと思います。車種によっては年式だけでなく生産国でも、カプラー仕様だったり端子の形状が違ったりするようです。
また、待機電力が大きいためバッ直接続はせず、メインキー連動をおすすめします。

※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。

投稿日付: 2023/08/06 11:37

役に立った

コメント(0)

中古品から探す

USB電源を車種から探す

カテゴリで絞り込む

ブランドで絞り込む

悪い点を絞り込む

PAGE TOP