実質的な初バイク。16歳の誕生日、原付免許に合格し、その日のうちにバイク店でモンキーリミテッド（初代）の極上中古を購入したが、当時は合格から交付までに2週間ほどかかり、その間に兄が乗っていたスカッシュが事故で廃車になって、兄は通学やバイトに足が必要なので貸していたら、なし崩し的に取り上げられてしまった。見かねた親が兄の代わりにお金を立て替えてくれるというので買ったのがこのマメタン。もう一つの候補はヤマハのミニトレGT50で、そちらは友人が買った。

中学の同級生だった友人といつも3人組で走り回って、2泊3日で四国半周の初ツーリング、3泊4日の四国一周ツーリングが強烈に楽しく、現在までバイクにハマる原点となった。

ただ、ロクな整備をしないまま乗り回すので次第に色々壊れていき、小型免許を取得したこともあって1年ほどで知人に売ってしまった。ミニチュア

星形キャストホイール、フロントディスクブレーキ（機械式だけど）、スピード・タコ・インジケーターランプが独立した2眼式メーター、横開き式のシート、グラブバー、小物入れ付のテールカウルなど、当時の原付としてはフル装備とも言える大排気量車並みの豪華な造りでとにかくカッコ良かった。

スペックこそ5.5psと控えめながら、同系エンジンで6.3psのスズキRGやヤマハRDなど本格スポーツにも負けないくらい速く、さすがにその後のRZやMBXなどの水冷7.2ps勢には歯が立たなかったが、頭打ちを知らないエンジンは下り坂ならメーターが刻まれていないブラックゾーンでメーター読み95~100km/hくらい出た。

ノーマルの大アップハンドルでもウィリーマシンとして面白かったが、中学の先輩がコンチハン仕様にしていたのがツボにハマってやたらとカッコ良く見えたので真似した。ミニチュア