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- 更新:2018.06.21
【Webikeチームノリックヤマハ】2018年全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦
■大会名:2018年全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦
■開催日:2018年6月16日(土)~ 6月17日(日)
■開催場所:宮城県 スポーツランドSUGO
■ライダー/レース結果
J-GP2クラス
#30 阿部 恵斗 決勝:11位
予選レポート
路面温度が低く、ウエットなコンディションで迎えたJ-GP2公式予選セッション。
#30 阿部 恵斗選手はこういった悪い状況にあわせてライディングを変えたりしていくことがまだ不慣れです。
途中ベストタイムを更新して光が見えてきましたが、ベテラン選手との経験の差は大きく、結果、予選では17位となりました。
決勝レポート
決勝でもウェット/ドライコンディションで難しい路面でした。レース途中赤旗中断もあり、レース周回数が短縮されました。
タイムは良くなってきたものの、最後尾を走る状況が続きました。
最終的には前走者を1台抜き、11位でのフィニッシュとなりました。全日本2戦目の阿部 恵斗選手にとっては課題が残る一戦でした。
次回参戦は全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 6月30日(土)~ 7月1日(日)に筑波サーキットでのレースとなります。
応援をよろしくお願いします!
決勝リザルト 11位 Best Time:1’32.610
阿部 恵斗選手コメント
6月15日(金)の練習1本目は新品タイヤでタイムアタックをしようとしていましたが、雨が降ってきてしまいタイムアタックはできませんでした。
練習2本目はSUGOサーキット初めてのウエットコンディションでしたが、速いライダーの後ろでしっかり勉強をしながらタイムアタックをしました。結果は7番手タイムでした。
予選では路面温度が低くタイヤのグリップをあまり感じられず、最初からタイムを出すことができず後半もタイムを上げられず1分34秒069で17番手スタートでした。
決勝当日の朝のウォームアップ走行では、昨日の反省点として1周目からタイムを上げられるようにバイクのセッティングなども変えての走行でしたが、あまりタイムは変わらず1分34秒023というタイムでした。
決勝ではスタートを失敗してしまいポジションアップすることはできませんでした。その後、前のライダーに少し離されてしまいましたが、転倒者が多かったため赤旗中断となりました。
赤旗後のレースでもスタートを失敗してしまい、ポジションアップができませんでした。前のバイクに必死についていこうとしましたが、少しずつ離されてしまいました。
その後レース中盤に目標タイムを出すこともでき、少しずつ前との差を縮めることもできてラストラップでどうにか前のバイクをパスすることができました。結果は11位でした。タイムは自己ベストの1分32秒610というタイムが出ました。
今回の教訓としては、タイヤを自分で早く温めることができるようにすること、スタートが上手ではないのでスタートを練習すること、1周目からしっかりタイムを出せるようにすることだと思います。
次戦は筑波サーキットです。
このコースは走り込んでいるので、先輩方に負けないように頑張ります!
最後にチームの皆様、応援してくださった皆様、スポンサーの皆様本当にありがとうございました。
次戦もよろしくお願いします。
阿部 恵斗
阿部監督コメント
今回は梅雨時でもあり、天候に悩まされたレースウィークでした。
6月15日(金)の合同テスト1回目はJ-GP3まではドライだったのですが、J-GP2がスタートして4周目あたりから路面は滑りやすいほどに濡れてきてしまいそのまま終了。
午後の2回目は完全レインコンディションとなりました。しかし恵斗は序盤では2番手、後半ベストタイムを出した時には3番手となり、最終的には7番手でしたが恵斗のポテンシャルを見せつけるものでした。
6月16日(土)の予選はドライですが気温が低く、早くタイヤの温度を上げ、タイヤのグリップを上げ、タイムを上げる必要がある状況の経験が浅い恵斗にとっては難しいコンディションでした。結果は17位 1分34秒069と自己ベストに届きませんでした。
6月17日(日)の決勝日、朝のフリー走行で試したセッティングの感触が良くそのままレースに臨みました。
レースはスタート4周目に転倒事故により赤旗中断、20周のレースから13周に短縮され再スタート。
最後尾からでしたが、徐々にタイムを上げ、後半には目標想定32秒台後半を上回る1分32秒610を記録、ラストラップでは前車を抜き11位ゴールでした。
14歳でJ-GP2は考えられない厳しさですが、2戦目も目標をクリアし将来のMotoGPライダーの夢に向け順調に成長を重ねています。皆様の応援をよろしくお願いいたします。
阿部光雄
photo by Ishizaki Nobuki , Komai Toshiyuki