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【MotoエクストリームOGA】小川裕之選手ロングインタビュー
更新:2014.06.25

【MotoエクストリームOGA】小川裕之選手ロングインタビュー

7月にポーランドで開催される、スタントライディングの世界大会に参戦するOGAこと小川裕之選手。フランスに向けて出発する前日に、今回の大会に臨んでの心境をインタビューしました。

Q:今回小川選手が参戦する大会と参戦スケジュールについて教えてください

7月4~6日にポーランドで開催されるスタントGPという、スタントライディングの世界大会に参戦します。スタントGPには約70台のエントリーがあり、ヨーロッパを中心に世界中からライダーが集まる大会です。
昨年初めてスタントGPに出場した際は、ポーランドのラファル選手にお世話になり、バイクも借り物で出場しました。今年はフランスのライダー達と一緒に行動し、バイクも事前にフランスで購入したので、自分のバイクで出場する予定です。

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Q:2012年まではアメリカのXDLに参戦していましたが、なぜヨーロッパの大会に参戦するようになったのですか?

2010年からアメリカで開催されていたXDLに3年間出場していたのですが、2013年から世界大会への移行準備ということで開催が取りやめになってしまいました。しかし、以前からヨーロッパでの大会に興味があったのと、XDLがいずれ世界大会になるならば、ヨーロッパでの経験を積んておこうと思い、昨年からヨーロッパでのスタントGPに参戦しています。

Q:アメリカとヨーロッパの大会はどんな点がちがいますか?

ヨーロッパでの大会は競技エリアが80m×30mとスペースが狭く、駐車場や室内で開催されることが多いです。そのため、狭いエリアの中で色々なトリックを決めたり、技の素早さや複雑さがもとめられます。一方、アメリカではオーバルトラックのストレートなど競技エリアが広く、スピードレンジが高く、ダイナミックなトリックでパフォーマンスするライダーが多いですね。また、アメリカは公道を封鎖してスタントの大会を開催したり、ショービジネスとしても成熟している印象を受けます。
以前はヨーロッパのライダーはストッピーが苦手なライダーが多かったのですが、最近はどんどんレベルが上がり、トータルでみたらヨーロッパのほうがレベルが高いかもしれません。

Q:今年の参戦にあたって、どういった準備を中心にしてきましたか?

去年のスタントGPは借り物のバイクで出場し、自分の技が出せず、ベストが尽くせない悔しさが残りました。
その経験から、海外でも日本で乗っているのと同じ仕様のバイクを作らないと本当の勝負ができないので、この1年間はいかにそれを実現させるか、という準備をしてきました。
具体的には、オリジナルフレームやトップブリッジ、キャリパーサポートといったパーツを作成してフランスに送り、フランスで購入したバイクにそれらをつけて、日本と同じ仕様のバイクを準備できるようにしました。また、ダンロップさんのタイヤサポートのおかげで、決まったタイヤでいつも安定したパフォーマンスを出せるようになったのも大きいです。今回、現地にも普段履いているダンロップのタイヤを送っています。事前に送った荷物は80キロを超えました(笑)

Q:今年の目標は?

スタントGPで表彰台に上ることです。マシンの準備のしっかりしてきましたし、1年間それにむけて練習してきたので、今年はヨーロッパのライダーに勝ちたいですね。

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Q:今回小川選手が使用するマシンについて教えてください

カワサキのZX-6R 2004年型がベースで、フレームはオリジナルフレームに変更してあります。これは、フレームの強度アップやハンドル切れ角を増やして技を出しやすくするために改造されているんです。同様に、トップブリッジもオリジナルのものです。また、特徴的なのはリアキャリパーが3個ついています。これも技をよりコントロールしやすくするための改造なんです。
タイヤは前後ともダンロップタイヤです。フロントはダンロップのロードスポーツを履いているんですが、トリック中のコントロール性が抜群にいいんですよ。

Q:現地での準備などはどうしているのですか?

今回はフランスのリヨンに住んでいるジュリアン(Julien Welsch)の家にステイして、マシンを準備します。到着してからフレームやタイヤの交換を二日ぐらいかけて行い、その後調整、練習した後、同じくフランスのケビン(Kevin Parussini)とポーランドに向かいます。

Q:普段はどういったトレーニングや練習をしているのですか?

ひたすらトリックの練習をしています。
バイクスタントは、練習に練習を重ねて、新しい技を創り出さないと大会で上位にはあがれません。新しい技を創るクリエイティブな練習と、自分のスタイル(Ninjaといわれるようなトリッキーで素早い動き)を正確にだせるよう、意識して練習をしています。
といっても、以前は自分も有名な選手の技のコピーしかできなかったんですが。ここ1、2年でやっと自分の新しい技を作ったりすることができるようになりました。自分の技術が向上したのと、マシンの状態が整ってきたのでできるようになってきたと思います。

Q:スタントライディングの(演技する)醍醐味ってどんなところですか?

トリックを決めたときの圧倒的な達成感ですね。練習を積み重ねて、成長すればするほど、見る人も喜んでくれる、というか・・・・・・自己実現に近いです。

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Q:(スタントライディングを)もうやめよう、って思ったことはありますか?

(きっぱりと)それはないです。しんどい時は沢山ありましたけど。

Q:ライダーとしての最終目標は?

ヨーロッパでいうとラファル(Rafal Pasierbek)、アメリカでいうとニック(Nick Apex)、アーニー(Ernie Vigil)のようなスタントライダーのスーパースターになることですね。ラファルはポーランドの国民的スーパースターですし、ニック、アーニーはプロライダーとして大活躍しています。

Q:スタントライディング競技に挑戦してみたいライダーにアドバイスするとしたら?

誰にも負けない熱い魂をもつこと、でしょうか。あきらめず、周りに流されず、妥協せずに自分のペースを持ち続けられること……そうでないと、競技レベルには到達できないと思います。

Q:ファン・スポンサーへのメッセージ

今年は今までの失敗から沢山の事を学んで、本当に色々な準備をして大会に臨んでいます。自分のベストライディングをスタントGPで出せるよう、そして表彰台を獲得できるよう頑張ります!
フェイスブック、ブログで近況をアップするのでチェックしてください!

◆ 小川裕之 公式ブログ

◆ 小川裕之 フェイスブック

◆ スタントGP オフィシャルサイト

◆ 2013年のスタントGPの様子

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