受注は2021年6月18日まで!限定生産されるデイトナのセブンスターホイールって何だ?

発表されるや否や業界に激震が走り、ちょっとしたお祭り騒ぎにまで発展したのがデイトナの50周年を記念して復刻生産される事が発表された伝説のホイール『セブンスターキャストホイール』です。

ただ、適合車種がカワサキZ1とZ2「だけ」という事もあり、Zに興味の無い方には何のことやら?でしょう。

ところが、このホイールは日本のカスタムの歴史が凝縮されている歴史的なホイールなのです。
このホイールがあったからこそ今の日本のバイク業界が有る……と言うと大げさかもしれませんが、歴史的ホイールなのは間違いありません。

復刻生産されるものの、その受注期間は僅か1週間!
そんなホイールについて、すこーし解説してみようと思います!

まだ生産開始されていないのでチラ見せのみ

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これが現在公式に公開されている唯一の画像です。
復刻生産されるホイールはまだ1本も生産されていないので現物は無し!

という事は、チラっと見えているカサついた感じのホイールは『当時のホンモノ』なのでしょう。
現存数は非常に少ないはずなので、とても貴重な物のはずです。
もしかしたら前後セットは用意できなくて、左の布の下には何も無いかもしれません。

50周年記念

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何が50周年なのか?
それはライダーなら100%お世話になった事があるはずのバイクパーツメーカー、株式会社デイトナの50周年記念なのです。

50年前と言えば高度経済成長と呼ばれた超好景気のタイミングで、急速に発達する道路網によって日本のモータリゼーションが炸裂した時期。
それまでの常識を超える超高性能バイクの出現(CB750フォア、750RSなど)や、東名高速道路の開通時期とも被ります。
そんな時期に誕生した超老舗のアフターパーツブランド、それが皆さんお馴染みの『デイトナ』というワケ。

これは当時の広告画像

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デイトナによると1975年の広告の一部だそうです。
メーカー立ち上げから僅か4年でホイールを発売しているのですから、誕生当時から物凄く野心的に活躍していた事が伺えます。

というのも、当時は「カスタム」などという概念は無く、何か部品を替える事は全部まとめて「改造」でした。
しかも『改造 = 悪』であり、僅かな改造も取り締まりの対象でした。
カタナのセパレートハンドルは認可されず、あんな小さなスクリーンとは呼べないような物までダメ......。
そんな時代に社外品のキャスティングホイール(鋳造ホイール)を発売してしまうというのは、とんでもない事なのです。

今やキャスティングホイールなんて一般的ですが、当時はまだ市販車にキャストホイールが無い(全てスポークホイール!)なか、車両メーカーより早くキャストホイールを発売するのがどれほど大変な事か……。

きっと物凄い苦労(と多少の無茶)をして発売開始となったこのホイールは、結果として日本初のキャスティングホイールという栄誉を勝ち取る事になりました。
快挙と言って良いです。

このホイールが歴史的ホイールだと書いた理由はコレです。

ところでHenry Abeって何よ?

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当時広告の一番良い位置にドーンと書いてある「Henry Abe」。
何なのか気になりますよね?
どうも人物名のようですが……。

実はこれ、デイトナの昔の社名(ブランド名)なのです。
「Abe」の部分は代表の方のお名前ですね。

もう一つのヘンリーの方は……、実は何故ヘンリーなのか?を聞いた事がある気がするのですが、すいません!失念してしまいました!
聞いた事があるのもそんな気がするだけで、ホントは聞いた事など無いかもしれません。

ただ、デイトナが最初から海外進出を睨んでいた事は明らかなので、外国の方にも読みやすくて親しみやすい通名を名乗り、それをそのまま社名(ブランド名)としたのではないかと予想します。
そんな事を50年前から考えていたのはさすがと言うしかありません。

当時のホイールはマグネシウム製だった?!

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思いっきり「MAG」って書いてありますね。

今回復刻するホイールはアルミ製なので、当時物はマグネシウム製だ!!という話が一人歩きしそうですが、恐らくそうではないでしょう。

これは当時のおおらかな時代背景を反映しており、厳密にはマグネシウムを含有したアルミホイールだった物を大げさに書いた広告だったのだと思われます。
当時はこういった事例はよくある事でした。
ホンダのマグテックホイールも実質マグネシウム含有したアルミホイールですし、軽量さを表現する手法として似たような命名手法と思っていただければ(恐らく)正解だと思います。

本当にマグネシウム製だとしたら50年も経過するとボロボロに風化しているはずですが、現存するホイールがあるという事はガチのマグネシウム製ではなかったという事。
それでも、スポークホイールしか無かった当時としては破格の軽量さだったはずです。

当時は砂型を使ったキャストなので、きっとこんな感じで1本ずつ手作業で作成していたはずです。
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オマケ情報!

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その1

当時は「砂型」鋳造製法ですが、今回復刻するのは「金型」鋳造製法です。
ただし、砂型特有の表面(鋳肌と言います)を再現するために超頑張っているとの事。
製造を担当するのは世界のエンケイ(4輪車にも興味がある方なら絶対知っているはず)なので、素晴らしい仕上がりになっているのではないでしょうか?

その2

当時のホイールとサイズ的な違いは無いそうです。
現代で使うならこうだろう……といったアレンジは入らないそうなので、実に『わかってる』
こういった部品の場合、そういう事が大事なのですよ!!

その3

今回の復刻ホイールはチューブレス仕様ですが、当時はチューブ式なのかチューブレスなのか?ちょっと気になりますよね?
これは正確な情報が残っておらず断定できないそうです。
バルブ取付け穴形状を見る限りではチューブ式っぽいとの事ですが、さて……?

限定生産!受注期間は極僅か!!!!

当初150セットの限定生産の予定でしたが、あまりの反響の大きさに期間限定受注生産方式に急遽変更になりました。

ただ、受注期間が非常に短いのは事実で、悩める時間は2021年6月18日までしかありません。
Webikeでは18日の午前10:00まで受注を受け付けています。
デイトナでは受注期間後の再生産はしないと明言しているので、これが最初で最後のチャンスです。
悩んだ末に購入しなかったら後悔する事になる……、かもしれませんよ?
Zオーナーなら、あるいは将来Zを購入しようと思っているなら、購入しておくべきだと思います!!

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