縁の下の力持ち。クロモリシャフトが凄い!

カスタムと言えばマフラーやステップ、ホイールなどなど……
目立つパーツを思い浮かべる方も多いと思います。

しかーし!パッと見てわかるパーツを替えることだけがカスタムではないです。
替えたことは本人にしか分からないorよーく見ないとわからないが、乗ると効果てきめんなカスタムパーツもたくさんあります。

今回はそんなパーツのひとつ、クロモリアクスルシャフトをご紹介します!

アクスルシャフトとは。

アクスルシャフトはホイールのセンターに通る、フロントフォーク、スイングアームとホイールを一体化させているシャフトのことです。

なにをしているのかというと、

  1. 2本あるサスを連結し一体化させることで、同時に同じ動きをさせている(フロント)
  2. タイヤやホイールに入力された荷重をサスペンションに伝える
  3. ホイールのハブ部分にある、ベアリング、ディスタンスカラー、アクスルカラーを一体化させると共に、フリクションが一番少ない状態に固定している
  4. ブレーキディスクやスプロケットの位置をキャリパーやチェーンラインのセンターに決める

単なる鉄の棒じゃありません。こんなにお仕事をしてくれているんです。ありがとう、アクスルシャフトさん。

そもそもクロモリってなんだ?

正式名は「クロームモリブデン鋼」。鉄に、ごくわずかのクロムとモリブデンを添加した合金です。
炭素を0.1~0.5%、クロムを0.9~1.2%、モリブデンを0.15~0.45%の範囲で含むものと規定されています。
高温高圧の環境でも強度が変化することが無く、適度な「しなり」により振動を吸収する為、自転車のフレームやクランクシャフト、スタビライザー、航空機脚部品等様々な場所に使用されています。

クロモリシャフトは純正採用もされて来ています。

実は、近年の大型SSなどは、標準でクロモリシャフトが採用されている場合があります。
ということは……クロモリのアクスルシャフトに変える必要は無いのでは……?と思いますよね?

また、カスタムパーツといえば、マフラーでスチールからチタンなどに材料を変えることで軽量化を思い浮かべることが多いですが、クロモリシャフトに変更しても重さはそれほど変わりません。

ではなぜ社外のクロモリシャフトが用意されているのでしょうか?

メリット1:剛性が上がる

アクスルシャフトはサスペンションを構成する剛性部材の一つなので、高い剛性・強度が求められます。
走行中、常に「ねじれ」等の大きな力を受け、ホイールとサスペンションをつなぎ、車体の重量を支えている唯一の物です。
この部分を強化することにより、走行中の路面からの外力などに対してサスペンションを適確に作動させ、タイヤを路面に安定的に接地させるため、直進安定性が向上し、コーナーリング時のヨーイングを極力抑えることが可能になります。

→純正シャフトと比較し剛性が向上し、フロントの接地感が増すことでコーナリング性能が向上
→ブレーキング時に奥の踏ん張りが効くようになり、安定したブレーキングも可能

メリット2:精度が上がる

市販車は、一部の特殊な車両を除いて、コストという制約があり、どうしても妥協せざるを得ない部分が多々あります。
純正のアクスルもコストの兼ね合いで精度はそこまで詰めていません。公差も広めにしており、簡単に言うと本来の作りたいサイズよりも細めに作られています。

社外のクロモリシャフトはコストを掛けて高い精度で仕上げられています。そうすると、ベアリング、ディスタンスカラー、サイドカラーが綺麗に一直線になり、開発者が思い描いた理想の構造に近づきます。
また、ベアリングをローフリクションで回すためには、与圧というものを適切に掛ける必要があるのですが、それも理想の圧に近づけることが出来ます。

→シャフトの軸精度が増すことにより、ホイール回転ロスが減り、押し引きが軽くなる。

おすすめクロモリシャフト

JB POWER(BITO R&D):JBパワー(ビトーR&D)

高級クロモリ鋼の高剛性と中空構造による軽量化で、安定したコーナーリングが得られます。
表面は無電解ニッケルメッキ仕上げがされており、錆の心配も無くなります!
対応車種は大型の旧車がメインです。


RADICAL:ラジカル

「オートバイの潜在的なポテンシャルをいかに引き出すか」 RADICALが創業当時より常にこのテーマを追求しながら様々なマシーンの製作を手がけてきてたどり着いたクロモリシャフト。
RADICAL製クロモリシャフトは、材質にシャフトには適材とされる「SCM435H」を使用し、1本1本切削にて加工を施し、必要とされる強度を確保しながら極力肉抜きをして、その後熱処理と調質を行い、硬さと靭性と安全性がバランスした「硬度30」で仕上げられています。
表面処理はメーカーのメッキと同等の対蝕性を持つグリーンクロメイト処理がされています。


KOOD:クード

シャフトそのものの強度を上げることで、車体左右の連結剛性を高め、フロントフォークやスイングアームの動きがよりダイレクトに感じられることを狙ったKOODのクロモリシャフト。路面からの情報がシャープに、そしてダイレクトに伝わる事により、愛車の乗り味が大幅に向上します。
その性能はまさに「魔法の棒」の異名を持ち、ミニバイク-BIGバイクまで、ノーマルシャフトと交換するだけで即座に体感できます。
拘りである作業工程や、素材にまで追求したMade in JAPANの高いクオリティ、独自の三層メッキ加工の高い耐久性で、まさにオススメの逸品です!

こだわりの素材

国内メーカーより確かな品質を保証するミルシート(鋼材検査証明書)付きのクロームモリブデン鋼を使用。
加工前には生材から熱処理を加え、ひずみをプレスで修正。その後再度熱を加えた素材を使用しています。
これは強度と粘りを兼ね備えるクロモリの特性を最大限に引き出すためのこだわりです。

こだわりのセンターレス研磨

中心軸で抑えずに、押し出しながら一定速度で削るセンターレス研磨で表面を加工。たわみが少なく、高い精度を実現することができます。
金属製品の加工、開発&製造が本業のKOODだからこそできるこだわりの研磨です。

こだわりの“3層”メッキ

KOODが最もこだわっているのはメッキ。
防錆や耐久性においての品質を高めるため、一般ではあまり例のない、銅メッキ→ストライクメッキ→無電解ニッケルメッキの3層加工を施されており、その外見はミラーコートのように光り輝き、美しいです。
下地メッキで密着性を高め、層を厚くすることで、サビや割れに強く、仕上がりも美麗になります。また、寿命もSTDより長く、焼き付きなどの固着も防ぐこともできます。

数ある社外クロモリシャフトの中でも、抜きんでた工法・工程で作られているKOOD。
車種のラインナップもカブ50からNinjaH2まで(!)幅広くそろえられています!


まずはフロントのアクスルシャフトから!

あまり目立たない、縁の下の力持ち的な、でも通には気づかれるパーツでカスタムはいかがでしょうか?
一通りのカスタムをして、次はどこを替えようか悩んでいる方にもオススメです。
はじめは比較的効果が分かりやすいフロントから試して、次はリア、そしてピボット……とクロモリシャフトの沼にハマりましょう!

 
今回紹介した製品はこちら
 
関連キーワード
車種に関連した記事
足回りに関連した記事