地獄から天国へ♪夏のバイクライフで重要な暑さ対策を考える

さすがに暑すぎる

北半球で最も日中の時間が長くなる「夏至」はだいたい6月20日前後。
地球は熱しにくく冷めにくいので暑さのピークがやってくるのは夏至の約2ヶ月後にあたる8月中旬……というワケで、日本は今が一番暑い季節になります。
残念な事にあと2ヶ月くらいは余裕で暑いって事でもあります。

さて、暑さ対策として薄着すると直射日光に当たった肌が悲惨な事になるのは皆さまご存じのとおり。
それに、転倒の可能性があるバイクではTシャツやハーフパンツで乗るのはリスクが高すぎます。

ちゃんとヘルメット被ってプロテクターも付けたいけど、ヘルメットは汗で蒸れるし、プロテクターは張り付くように不快だし、こう暑いと熱中症対策グッズも導入しないと信号待ちで倒れてしまうかも……。

人間が暑いならエンジンも暑いワケで、大気温度が高けりゃ冷却効率だって大幅ダウン。
エンジンも心配だし、熱いエンジンを抱きかかえている自分はもっと心配。

だったら乗らなきゃ良いのですが、それは無理!冷感グッズで暑さ対策してでも乗りたいのがバイク乗りの性(さが)!
そんなバイク乗りの鑑のような方のために、様々な対策グッズを集めてみました!
お盆明けの残暑を快適に乗り切るための装備の決定打です!
秋はまだ遠いぞ!

ライダー編

何はともあれ自分自身の暑さ対策をしないとどうにもなりません。
若者は気合いと根性で何とかなるかもしれませんが、大人は無理!
もっと知的でクールに対策したいものです。
20210806_005_jeremy-zero-Gb7FDPREgao-unsplash.jpgとは言え、大人だからって冷感グッズを無尽蔵に買える財力などあるわけがないので、『どの場所を重点的に対策するか?』を取捨選択する必要があります。

頭?首筋?上半身?下半身?
走行中の風で何とかする?それとも風に頼らず強制的に冷却する?
熱中症対策は?
よーく考えて自分が一番困る部位から対策して行きましょう。

熱中症対策の最重要部分:頭

つまりヘルメットの対策です。
黒いヘルメットの信号待ちでは陽炎が立ち登ってしまうほど熱くなる部分です。
そんな熱い物を被っている頭を冷やす方法はたった一つ!
走行風をどれだけ導入出来るか?
これが全てです。

今回は最も安全性が高い代わりに最も空気が淀みやすいフルフェイスで各社の特徴を紹介していますが、『夏はジェットタイプにしてしまう』という大ワザもあります。



20210806_006.jpg 風の流れをコントロールするレース向けヘルメットですが、高速域での整流効果は街乗りでも導風性の良さとして普通に体感できます。
ベンチレーション性能の乏しいヘルメットと比較すればその差は歴然。
フルフェイスなのに額に風を感じると言えばどれほどなのか想像していただけるのでは?




20210806_007.jpg こちらはAraiの最高峰ですが、Arai製としては信じられないほど巨大なスポイラーを装着できるのがキモです。
後頭部に発生する負圧でヘルメット内の空気を引き抜くので、僅かでも走行していれば頭頂部の不快な湿気を感じないで済みます。
走行風を押し込むタイプの真逆ですが、押し込むタイプよりも微速から効いているような気が……。
内装の素材や形状も関係するのでしょうけれど、頭頂部の不快感の無さは特筆もの!




20210806_008.jpg 上記2ブランドと同様のフラッグシップモデルですが、お値段低めで懐に優しいモデル。
だからと言って安かろう悪かろうでないのはユーザーのインプレッションを読んでいただければ解ると思います。
SHOEIやAraiと比較すると何故か口元が涼しいので、鼻下に汗をかいてしまう方にオススメしたいです。
ちなみに2021年上半期の人気ランキングでは堂々の総合10位を獲得していますよ!



20210806_009.jpg 冗談のようで冗談ではない、ヘルメット内にセットすると頭皮と内装との間に隙間を作り、ベンチレーション効果を上げようという物です。
非常に胡散臭く見えますが、一度使えば何故今まで購入しなかったのかと後悔する事請け合い。
導風も効くのですが、帽体と頭皮が離れる事で帽体の熱が伝わりにくくなる効果も大きい?
メーカーでは効能として一切謳っていませんが、ヘルメットを被っているだけで髪の毛がモサモサ生えて来そうな形状なのも気になるところ(むしろコッチの方が重要かも)。



安全性と涼しさの両立がキモ:頭以外

メッシュジャケットを着ていれば、走行中はまだ何とかなる部分ではあります。
しかし信号待ちの停車中が地獄な事に変わり無いですし、暑くなった身体はライディング時の集中力を欠き危険。

しかし抜本的な解決策が無いのも事実で、走行風で冷やす以外の上手い対策はありません。

ちなみにメッシュジャケットは超有効なので、まだお持ちでない方はぜひ導入してみてください。
ハッキリ言って薄着のシャツで走るより、しっかりプロテクターが効くようにダブついていないメッシュジャケットで走った方が涼しいです。
長袖だし、何だか大げさに見えるし、重ね着する事になるので暑そうなイメージがありますが実際には逆です。
一度着ればメッシュジャケット無しの夏なんて信じられなくなる事請け合い!



20210806_010.jpg 2021年の夏に突如登場した最新の冷感ウェア(グッズ?)です。
今までも水を浸して気化熱で涼しくするグッズはありましたが、これは化粧品メーカーのマンダムと共同開発したメントール配合の専用液を使うのがポイント。
しかも濡らしっ放しだった既存製品と異なり、必要に応じてチョロチョロ出せるのがキモ。
『涼しく感じる』と『本当に涼しい』を合体しているので、上半身の冷感グッズとしては現在最強の逸品です。




20210806_011.jpg 炎天下に停めたバイクのシートが熱くて座れない!……を防止する効果もさる事ながら、お尻とシート表皮の間に空間が生まれる事で走行風が流れて涼しくなるシートカバーです。
大した厚みは無いし、体重で潰れて無意味になりそうなイメージがあると思いますが、そんな事はありません。
信じられないほど風が通り抜けるので、ジーンズで乗っている方は感動するはず。
夕立に降られてしまった時の不快感も半減するし、血行が良くなるのか超長距離ツーリング時にお尻に優しい気もします。




20210806_012.jpg これは盲点……、なぜ今まで誰も気付かなかったのか。
暑いからジャケットの前を開けて走りたい。でも開けてると転倒した際にジャケットによるガード効果無くなるという悩みを一発解決してくれるアイディア商品です。
ラフ&ロード製品に対応しており、普通のジャケットのフロントファスナーを全開にした状態で固定出来てしまいます。
胸の前面という最も風の当たる部分がメッシュになるのですから、効果抜群なのは想像のとおり。
しかも、夜になって冷え込んできたら外せば良いだけという完璧さ。
日中以外も走るという方はラフ&ロード製のジャケットと共に購入をオススメします。




20210806_013.jpg 首の暑さ対策として濡らした布を巻いて……というひんやりグッズはいくつかありますが、この製品は首に当たる直射日光を遮る製品です。
吸収性の高い消臭素材の後部がビローンと伸びていて、首の後ろに垂らすようにして使います。
これのありがたさはハンドルが低いSSに乗っている方なら一発で理解できるでしょう。
真っ赤に日焼けした部分がジャケットの襟と擦れて痛い!という悪夢から開放してくれますよ!




車体編

ライダーが暑い時はバイクだって暑い!
冷却する事が前提のエンジンを積んでいるバイクですから、気温が高ければ冷却が滞ってアツアツになってしまうのは当然です。
最悪オーバーヒートですし、オーバーヒートに気付かなかったらエンジンブローだって有り得ます。

少しでも冷却したい!オーバーヒートの心配を減らしたい!
愛車を労わりたいライダーのために、車体側に施せるグッズをご紹介します。
ビッグラジエーター化、電動ファン増設、オイルクーラー新設などの大掛かりな物ではなく、ホントにちょっとした暑さ対策を集めました。
※空冷エンジンは走行風で冷却するしか方法が無く、対策が大掛かりになってしまうので……、今回はゴメンナサイ!

20210806_014.jpg このラジエター液は年間を通して使用出来る事が前提のロングライフクーラント(LLC)ではありません。
不凍液として使用できない事と引き換えに夏に冷却水の水温を下げる事を目的とした『夏専用クーラント』なのです。
氷点下では普通の水と同様に凍ってしまうので冬になる前に交換しなければなりませんが(凍るとエンジン破損の可能性大です)、冷却性能は折り紙付き。
なんと最大で10℃も水温を下げるので、やたら熱くなる傾向にある最新車両の方は大いに試してみる価値があります。




20210806_015.jpg 上記のモクールと違って年間を通して使用可能なクーラントです。
レース用クーラントの思想を受け継ぎ、熱交換しやすい特性になっているとの事。
凍結温度が-12℃となっており、通常のロングライフクーラントで一般的な-30℃よりかなり凍結しやすいのがミソのようです。
つまり、クーラントとしての性能発揮領域を通常より20℃ほど高温側にシフトした特性……?
真冬でも氷点下を少し下回るだけという地域にお住まいなら年間を通して使用可能です。




20210806_016.jpg ラジエーター前面にコアガードを付けている方は非常に多いと思います。
自身のフロントタイヤが跳ね上げる小石でラジエターフィンが潰れるのを防止出来るので夏の冷却にな有利……なはずなのですが、多くの製品では防御性能に万全を期すために中心部分のメッシュの目が細かくなっています。
つまり風が通り抜けにくい=冷えにくい。
ラジエーターにとってそれは僅かな事かもしれませんが、その僅かに対処するためコアガードを外すと冷却フィンが潰れる悪循環。
そんな状況を打破する目の粗いメッシュのガードがこちら!
汎用なので装着には加工が必要ですが風の通りやすさは見たとおり。
夏だけはこちらのコアガードにしておくのもアリなのでは?



 
今回紹介した製品はこちら
 
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