90年代モデルは旧車!!純正部品が販売中止になる前に部品調達しよう!!

ベテランライダーにとって旧車といえば、60~70年代に登場した、あの良き時代のモデル的なイメージが強いが、バイクメーカーにとって、もはや90年代に販売されていたモデルは「旧車扱い」されているのが現実である。昨今、90年代以前のメーカー純正部品が次々と販売中止になっている例を目の当たりにするが、大切な愛車や部品を延命するためには、日頃から積極的なメンテナンスを実践しておきたい。

無いと慌てるメーターケーブル

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スピードメーターケーブルや機械式タコメーターのケーブルは、口金サイズさえ一致していれば、他機種用ケーブルを利用できないこともない。しかし、ケーブルが微妙に長かったり短かったりすると、予期していなかったトラブルに遭遇してしまうこともある。サスペンションの動きが悪くなったり、ケーブルアウターがエキパイと触れて焼け溶けてしまうことも珍しくない。愛車を大切にしたいなら、そんなメーターケーブルこそスペアパーツを保持していたいものだ。また、ケーブルが長持ちするようなメンテナンスも、極めて重要な定期点検項目のひとつである。

メーターケーブルは洗浄メンテナンス

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スロットルやクラッチのような引っ張り系ではなく、メーターのような回転系ケーブルの場合は、保護用ガイドのアウターケーブルからインナーケーブルを抜き取ることができる。オイルシールやOリングが組み込まれるタイプもあるので、抜き取りの際には各部品の取り付け位置やインナーケーブルの差し込み向きを間違わないように覚えておこう。ケーブルを抜き取ったらビニール袋へ丸めて収納し、そこへガソリンを注いでケーブル内部に入った(コイル状ケーブルなので)汚れたグリスを溶かして洗い流そう。

アウターケーブル内側も洗浄

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アウターケーブル内部にはインナーケーブルのガイドとなるパイプ状部品が組み込まれているため、そのパイプ内部をパーツクリーナーでしっかり洗浄してからエアーブローしよう。パーツクリーナーを吹き付ける際には、反対側のケーブル出口をPETボトルに差し込み、洗浄液が流れ出て周辺を汚さないようにするのが作業時のコツだ。

インナーケーブルにはグリスアップ

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ビニール袋に入れたインナーケーブルをガソリンで洗浄したら、開いたウエスの上にケーブルを載せ、エアーブローでケーブルコイル内に残った汚れを可能な限り吹き飛ばそう。エアーブローを終えたら、グリスをケーブルに塗り付け、指先でしごくようにケーブルコイル内に新しいグリスを押し込もう。上っ面にだけ塗布するのではなく、しっかり擦り込むのがポイントだ。ケーブル回転時にグリスがじわじわと出てきて、アウターケーブル内部との摺動抵抗が緩和されるのだ。

POINT
  • ポイント1・大切な愛車だからこそ末永く乗り続けたい。そう思うのなら消耗部品を中心に各種スペアパーツを早めに購入調達しておこう
  • ポイント2・愛車用の部番が販売中止になったときには、別のモデル用純正部品で流用可能なものを見つけておくのも得策
  • ポイント3・ 機能部品はメンテナンスの有無によってコンディションの良し悪しは大きく左右される。定期的なメンテナンスは極めて重要で部品の延命には必要不可欠

たいしたことないような部品でも、わずかその部品が無い、見つからないだけで困ってしまうことが良くある。愛車を末永く愛し、乗り続けたいと考えるのなら、スペアパーツは間違いなく揃えておきたいものだろう。

ときには想定外のトラブルで困ってしまうこともある。例えば、僅かな「立ちゴケ」でマフラーに傷が入ってしまった!!とか、ウインカーレンズが割れてしまった!!とか、ウインカーボディが折れてしまった!!なんてことは珍しくない。だからこそ、スペアパーツを所有していたいものなのだ。

まったく想定外のトラブルも時には発生する。例えば、マフラー内部に水が溜まってサビが内側から発生し、マフラーに穴が開いてしまうことも珍しくない。しばらく乗っていないから、たまにはエンジン始動して、そのサウンドを楽しんで~♪といったケースがあると思うが、2ストエンジン、4ストエンジンを問わず、エンジン始動してある程度エンジンが温まると、エンジンの爆発燃焼による温度差で結露が発生したり、燃焼によって水分が発生してしまうもの。時々、エンジン始動して……といったようなことを繰り返すと、そのような水分が影響して、マフラー内部に溜まり、それが起因となってサビが発生してしまうのだ。したがって、たまにエンジン始動してサウンドを聴きたいといった欲求にかられたときには、エンジンをしっかり温め、できることなら完全暖気後に数キロは気持ちよく走って、エンジン内部やマフラー内に溜まっている水分を吹き飛ばすように心がけよう。それができないなら(車検切れなど)、エンジン始動しないことをお勧めしたい。気が付いたときにはマフラーに穴が開き、欲しいときには新品マフラーは販売中止……。そんなことにならないためには、十分な注意が必要だ。

各種ケーブル類にしても同じである。人気の旧車用ケーブルなら、純正部品をフルコピーした、リプロダクションパーツと呼ばれる複製品が豊富にあるので安心だろう。しかし、不人気モデルや別の意味で希少性が高いモデルの場合は、メーターケーブルひとつとってもなかなか補修部品を見つけ出すことができないこともある。そんなことにならないために、長年乗り続けたい愛車なら、スペア部品や純正部品、そして新品部品などを豊富に確保しておきたいものだ。

また、使っているパーツの保守点検&メンテナンスを行うことで、パーツの延命に努めることも大切である。各種メーターケーブルなどの「回転系ケーブル」は、アウターからインナーケーブルを抜き取れることが多いので、双方を徹底的に洗浄し、グリスアップすことでパーツの延命という意味では、相当な効果を得られるはずだ。

バイクの維持にはパーツの存在が不可欠であり、パーツがあってナンボの世界でもあるので、大切な愛車用スペアパーツは、とにかく確保しておきたいものだ。

 
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