オーブンでも出来る!バイクパーツのガンコート塗装のやり方【自宅で塗れる!】
ブレーキパーツ再生は、ガンコート塗装でリフレッシュ!!
ブレーキフルードの強い吸湿性がおおきな原因になり、アルミ部品が腐食し、ペイントがポロポロ剥げてしまうことが多い旧車のブレーキ部品。
そんな神経質な部品でも脱脂乾燥した後にガンコートペイントすれば、驚ろくほど「強靱」かつ「頑強」な耐溶剤性抜群の皮膜を得ることができる!!

1.一液ペイントなので吹き付け作業は驚くほど簡単!


当時物、当時風、年季入りなどなど、様々な言葉で言い表されるヤレ感を好む旧車ファンは多いが、そうではなくあくまで美しく!! 
カスタム車なら好みのカラーでペイント、しかもブレーキフルードや溶剤に強いのがガンコートだ。これが作業後の美しさ!!

ブレーキマスターやブレーキキャリパーなど、耐ブレーキフルード、耐溶剤、耐薬品性を考えると、リペイントに二の足を踏んでしまうのがブレーキパーツだが、こんな薄汚れ部品も上の写真のように変貌してしまうのだ!! 

▼作業前がこれだ▼


2.ガンコート施工、ポイント解説


硬化剤を必要としない塗料のみ、つまり「1液式」なのがガンコートの特徴だ。
施工後に残った塗料を再びネタ缶へ戻し、再利用することができる歩留まりの良さ!! 調色が可能なのもガンコートの特徴だ。

今回は濃コゲ茶で塗装。


ペイントブースがあれば最高だが、サンデーメカニックの多くがそんな工場設備をもっていないので、他人の迷惑にならない自家製ダンボールブースを作ってペイント。
ペイントガンとコンプレッサーがあれば簡単吹き付け。
ペイント前段取りはサンドブラストを利用。


POINT

・施工が簡単なガンコートは1液塗料で調色も可能。自分の好きな色=特別色を作ることもできる。
・1液なので、余った塗料は塗料容器に戻すことができる。
・調色した塗料は専用容器で保管しよう。


3.焼き付け塗装 重要なポイント!!

台所のトースターのチンッ♪ 焼き付け乾燥がガンコートの基本!!


ガンコートの日本輸入総代理店である愛知県のカーベックでは、プロユーザー向けの高温熱風乾燥機CVシリーズ(間口最大2400mmは大型トラックバンパーも入る。最小で600mm)をラインナップするが、小物パーツなら、不要になった「トースター」を乾燥機として代用できる。

小型コンプレッサー(一般家庭電源用AC100Vで使える商品も豊富)を所有すれば、あとは吹き付け用ペイントガンがあればガンコートの施工は可能だ。
外装パーツのカラーリング&ペイントをDIYするには、ガンコート以上に設備の準備や段取り、そらなるスキルアップが必要だが、ガンコートは実にお手軽に施工できるのも大きな特徴である。
吹きつけ後、表面が落ち着く程度まで常温で自然乾燥させ、その後は焼き付け温度180度に達してから(乾燥開始から180度に温度が高まるまで待つ)、60分の乾燥がガンコートのセオリー。

市販のオーブントースターは、一般的に温度管理ではなくワット数で管理し、タイマーはほぼ15分が最大。決して使い勝手は良くないが、コツをつかめば何とかなるものだ。
一般個人ユーザー向けにガンコートの発売元であるカーベックでは、トースターを2階建設計にし、温度やタイマー管理ができる「CVジュニア」を開発好評販売中!! 
様々な用途用として人気商品だ。

カーベック:CVジュニアはこちら


POINT

・通称「チンッ」で知られる家庭用オーブントースターでも、小型部品なら焼き付け乾燥仕上げができる。


4.頑強で頑固な塗料=ガンコート!!


ガンコートの強度や耐候性を確認するための意地悪テスト!! 
完全乾燥したペイント後のパーツにフレッシュな塗料はがし剤(剥離剤)やブレーキフルートを付着させ、約半日(6時間程度放置)。
しかし、ガンコートの塗膜にはまったくダメージが無かった!! 
ペイント施工時のお約束は、パーツをしっかり乾燥させること。
塗る直前に100度で10分、プリヒートしよう。


POINT

・ガンコートペイントで仕上げれば、ブレーキフルードはもちろん
・パーツクリーナーのような溶剤や塗料剥離剤、はがし剤、シンナーに対しても威力を発揮する。
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