クロモリシャフトに変えたら走りが変わる?グロムに装着して走ってみた!

先日のWebモーターサイクルショーで紹介したKOODの「クロモリアクスルシャフト」。
装着した人からは「走りが変わった!」「取り回しが楽になった!」と称賛の声が上がっていますが……。
一方で、「アクスル変えただけで変わるわけないでしょ。」「そもそもクロモリってなんだ?純正で付いているアクスルシャフトと何が違うんだ?」と思う方も多いはず。

そこで今回はWebikeスタッフの車両にKOODのクロモリアクスルシャフトを装着し、通勤に使ってもらいました!
まずは「クロモリ」が一体何者でどんな物なのか簡単に解説しちゃいます!

そもそもクロモリって…純正シャフトと何が違うの?

正式名は「クロームモリブデン鋼」。
高温高圧の環境でも強度が変化することが無く、適度な「しなり」により振動を吸収する為、自転車のフレームやクランクシャフト、スタビライザー、航空機脚部品等様々な場所に使用されています。
じゃあ純正シャフトは?というと、鉄やハイテンション鋼などが多く使われているそうです。特にハイテンション鋼は丈夫な為、中が空洞になっている「中空構造」で太いシャフトが特徴的です。
また近年では大型スーパースポーツタイプのシャフト部分にも標準でクロモリシャフトが採用されています。
ということは……クロモリのアクスルシャフトに変える必要は無いのでは……?と思いますよね?

KOODのクロモリシャフトは一味違うんですよ!!
そもそも、純正のアクスルシャフトは一本のパイプをプレスして成形などするのですが、KOODのアクスルシャフトは「削り出し」で作られているんです!!
メッキ加工も銅メッキ→ストライクメッキ→無電解ニッケルメッキの順に3層メッキ加工をした豪華仕様!
下地メッキで密着性の向上、層を厚くすることでサビ、割れにも強く綺麗な仕上がりのシャフトになっています。
タイヤ交換などでシャフトを外した時に錆びを見つけてしまうと折れないとは分かっていても少し不安になりますよね。
その不安が無くなるのはとても心強いと思いますよ!


「そもそもKOODを知らないのですが……。」
そんな方の為に簡潔に3行で説明しますと
・金属製品製造コウワの二輪車専門ブランド
・素材選びから製造まで全てmade in Japan(もちろん素材も日本製!)
・一般ではあまりしない3層メッキ処理で防錆、耐久性をさらにUP

という素材選択まで全てこだわっているブランドなのです!素晴らしいですよね、カッコいいです。
次はこだわりのアクスルシャフトを実際に装着してみましょう!

シャフト交換って実はそんなに難しくない

まず今回の検証に使用するクロモリアクスルシャフトとバイクを準備しましょう。

【KOOD:フロントアクスルシャフト×スタッフK君の通勤快速グロム号】



早速取り付けていきましょう!
フロントタイヤの交換と同じ要領で各パーツを取り外していきます。
フロントを高めに持ち上げていたのでフロントフェンダーは外さず、キャリパーのみ取り外してシャフトを抜いていきます。


無事に取り外すことが出来ました。
装着されていた純正シャフトと、今回装着するクロモリシャフトを比較するとこんな感じ。


左がクロモリシャフト、右が純正シャフトなのですが……スチール製の純正シャフトと比較するとクロモリシャフトの方が重厚感あるように感じますね。
何より純正にはスチール故の錆が出てしまっていますね……。
そして!比較している際に最も気になった部分がこちら↓


分かりますかね?
純正のシャフトより、クロモリアクスルシャフトの方が角がピシッとしてるんです!



この精度の秘密は、
・クロモリ鋼の特徴でもある加工しやすい点
・プレスでは無く削り出しで作っている点
この二点を合わせる事で精巧に加工が出来るので寸法公差(シャフトとベアリングの隙間)が少なくなっています。
じゃあ寸法公差を少なくするとどうなるのか……。
ベアリングとアクスルシャフトの隙間が少ないのでホイールのズレ等も少なくなり、操作がより良くなります。(←大事なポイントですね。)
さて、作業に戻りますが、この時ホイール周りがかなり汚れているので綺麗に清掃しちゃえば足回りの洗車も出来て一石二鳥ですよ!
綺麗になったところで、クロモリにグリスをヌリヌリして元通りに装着していきます。(規定の締め付けトルクはしっかり守ってくださいね!!)



無事に取付が完了しました!
さっそくスタッフK君に通勤で使ってもらいました!

スタッフK君インプレッション

押し引きが少し軽くなったかなという感じがしました。
元々軽い車体だったので体感としては少し弱いようにも思えましたが、純正のシャフトが入ってる時に比べて楽に取りまわせることが出来ました。


低速走行、高速走行と試しましたが、特に変化を感じたところは高速走行時のコーナリングでした。
タイヤの接地感がしっかりと伝わってきて純正シャフトの時以上に倒しこみが楽で、操ってる感がUPしました!

しかしながら、細かい路面の凹凸を結構拾ってしまうらしく…コンディションが悪い路面状況では不向きだと思いました。
クイックに車体を倒しこんで乗りたい!って人には一度体感してもらえばこの良さが伝わってくれると思います。

今回はフロントシャフトのみの交換だったのでクロモリの実力をフルに感じる事が難しかったですが、リアアクスルやピボットも同様に変更することでグロムがより楽しく乗れると思いました!

結果的にクロモリシャフトはアリ!?

今回の検証、皆さんはどのように感じましたか? 元々車重の軽いグロム、フロントアクスルシャフトのみの交換でしたが、実際に走ってもらったスタッフK君は効果を実感してくれたようです。
結局、KOODのクロモリアクスルシャフトに変更すると

【変わった所】
・取り回しが軽い
・フロントからの情報量が増え、ライディングが楽しくなる
・メッキコーティングで錆びにくいのでカッコいい
・路面ギャップを拾いやすいので路面状況に左右されやすい?

アクスルシャフトを交換するだけで乗り味が変わる……こんな簡単な方法、試してもいいのではないでしょうか。
他にもKOODではフロントカラーナットやエキセントリックナットも作成中とか……!?


Webikeでは様々な車両のアクスルシャフトを取り揃えていますので是非ご自分のバイクに合うクロモリパーツを探してみてはいかがでしょうか? 個人的に気になっていたので自分の車両にもクロモリ入れて試してみようかな……。

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