雨に強く、コーナーが楽しいツーリングタイヤ! PIRELLI ANGEL GT IIをインプレッション!
装着車両:Kawasaki Z900(2019)
主な使用用途:ツーリング(ワインディングメイン)、たまに通勤

ツーリングタイヤというとおとなしいタイヤ。コーナリングも楽しくない。そんなイメージないですか?
ところがどっこい!何を作ってもレーシング味になるピレリのツーリングタイヤは、一味違う!ツーリングタイヤなのにレーシングタイヤの技術を多数採用している!
ということで今回は、いつもはモトレポートでバイクの試乗インプレッションを行っているリュウさんがピレリの最新ツーリングタイヤをインプレッション!

今回インプレッションするタイヤはこちら!
PIRELLI ANGEL GT II
スポーティに長距離ツーリングされる方へお薦めする至高のツーリングタイヤ!
ピレリらしいスポーティなハンドリングと、ツーリングタイヤらしい長距離での乗り心地と快適性を両立。
トレッドデザインはレーシングレインタイヤを元にしており、卓越したウェット性能を実現。

見た目は独特で格好良い!


まず見た目ですが最初に目に入ってくるのがセンターに刻まれた2本のライン。
まるでレーシングレインタイヤのような見た目にグッと来ます。
調べてみると、やはりピレリのレーシングレインタイヤである「ディアブロレインタイヤ」を元にして作られたようです。


ピレリのツーリングタイヤ、エンジェルシリーズは今回インプレッションするエンジェルGT IIの前に二世代リリースされています。
まず最初に登場したのがエンジェルSTは当時のツーリングタイヤとしては軽快なハンドリングが魅力でした。
続いて登場したエンジェルGTは、コーナリング時のグリップ力が特に向上し、よりスポーティなライディングをこなせるようになりました。

そして今回インプレッションするエンジェルGT II!
このタイヤは、これまでエンジェルシリーズで培われたドライグリップに、レーシングレインタイヤの技術を追加し、ウェットグリップを大きく強化したモデルです。
ツーリングタイヤらしく様々な路面状況に対応しつつ、「攻め」のライディングを楽しむライダーにオススメできそう。

そしてリアタイヤにはGTの文字も刻まれています。
乗っている側としては普段全く見えませんが、こういうのってちょっと格好良くないですか!?停めたときにたまたま見えるとテンション上がります。

早速交換!

純正装着タイヤにお別れをすべくタイヤ交換です。
国内メーカーの純正装着タイヤを6500km走ってからAnge GT IIに交換してみました。
ウェビックスタッフは自力でタイヤ交換をしてそれをネタにした記事を書くことが多いのですが、私は今回ショップさんに依頼してその様子を記事にしてみました(単に技術がないのが主な要因ですが……)
交換していただいた内容の詳細はこちらの記事を是非読んでいただきたいですが、依頼したショップさんは横浜にある「タイヤショップ グリフ」さんです。
とても丁寧かつスピーディに対応していただけて大満足です。

過去乗っていたバイクでは他の海外メーカータイヤを履いていたことはありますが、ピレリは初めての装着です。
一体どんな性能を発揮してくれるのかワクワクしながら使ってみました。

ファーストインプレッション


さて、タイヤ交換もしてもらった直後に自宅までの道のりでファーストインプレッションといきましょう。

まず思ったのは、車両の挙動が軽い!
私が乗っているZ900自体が比較的軽い車両なのもありますが、これまで装着していたタイヤとは取り回しの軽さが違います。これには非常に驚きました。
あと、先端が若干尖っているような形状をしているために車高が少し高くなった感覚になります。これは以前履いていた他社海外メーカー製のタイヤを履いた直後の感覚を思い出しました。

なかなか第一印象が良かったタイヤの感触を確かめながらご機嫌に走りたい気持ちが芽生えましたが、まずはゆっくり慣らしをしなければ、ということを頭に浮かべて大人しく帰路についたのでした。

バイクが軽くなる!そして走り出しからしっかりグリップ

こうして新しいタイヤのAngel GT IIの性能を確かめる毎日が始まり、早速通勤で使ってみました。
通勤路は片道20kmで巡航速度の早い国道をひたすら走っていくルートですので、正直走っていて面白い部分は全くありません。が、平日でも毎日バイクに乗れるチャンスなので、タイヤの感触をしっかり確かめるために走ってみました。
ここでもやはり挙動の軽さを感じ、なおかつ接地感がとても高く走っていて非常に心地よいタイヤだと感じました。
あとは路面温度が低い1月2月でも不安なく走れるのはとても良かったです。

雨の日も走ってみた


本当は好んでやりたくありませんが、雨の日もあえて乗車してウェット性能を確認!
特にこのタイヤはウェット性能が非常に高そうなパターンをしていることもあり、ちょっと体感したい部分でもありました。


結論から言うと、とても良い!の一言。
大げさに聞こえるかもしれませんが、ウェット路面を走っていることを感じさせないほどの安定感。レインタイヤからのフィードバックで作られた性能は伊達ではありません。
雨の日ってマンホールじゃなくても常にヒヤヒヤしながら走ってましたが、そんな不安も吹き飛ばしてくれるような素晴らしさに、これなら雨天時の走行も悪くない、なんて思ってみたり。
そこそこ雨量の多い日でしたが車体の汚れ以外は全く不安も不満もなく走ることができました。
本当に凄い。
この安定感の秘密は、レーシングレインタイヤとそっくりなトレッドデザインと、フロントにフルシリカコンパウンドを採用、リアもセンターにハイシリカコンパウンド、サイドにはフルシリカコンパウンドを採用していることが影響しています。

ツーリングに行ってワインディングを楽しんでみた!


下道走行だけじゃツマラン!と思い、もちろんワインディングも走ってきました。
道中は高速道路も使ったので「高速性能」+「ワインディング」の2つをテーマに走りました。

高速性能

まずは「高速性能」
感想としては安定感高くとても乗り心地が良く感じることができました。
タイヤの形状的にそこまで安定感重視ではなく、フラついたりするのでは?なんて気持ちもあったのですが、全くそんなこともなく直進安定性は高いです。
あとは高速道路の継ぎ目などのちょっとした段差も非常に柔らかく受け止められ、車両および自分自身への突き上げもほぼありませんでした。

ワインディング


※気分はこんな感じ

早朝から走りに行ったので路面温度を気にしながら慎重に走り始めましたが、やはりここでも路面温度依存の低さを感じることができました。
気温4度で日陰の路面なのに確かなグリップがあります。
また、タイヤの軽さがここで本領発揮!倒し込みがヒラリヒラリと本当に軽やか。コーナリングが楽しくないわけがありません。 軽さの理由はSBK(スーパーバイク世界選手権)で使用されるレーシングタイヤ譲りのカーカス構造と、新設計サイドウォールのおかげ!さすがピレリ。ツーリングタイヤでもレーシング。

この軽快感とグリップの高さはツーリング中のワインディングでちょっとテンション高くなってしまってもしっかり対応してくれること間違いナシ。
しかもそれなりに楽しく走ったのに表面は全然荒れてないのを見てライフの長さにもちょっと期待が高まりました。
車両との相性もあるのかもしれませんが、車両の軽さを活かして走るZ900にはなかなかマッチしたタイヤだと思います。

耐久性


まだまだそこまでの長距離を走っていないのでわかりませんが、ツーリング時のタイヤの様子と、摩耗を均一化すべく新開発のトレッドデザイン、コンパウンドを採用していることを加味するとライフは期待できそう。
ツーリングタイヤの本領発揮をこれから期待したいところです。

まとめ

様々なシーンで走ってみましたが、やっぱりツーリングタイヤはツーリングに行ってこそ真価を発揮する!と改めて思いました。
通勤、街乗り……いやいや、やっぱり走りに行かないと本気を感じられない!
高速道路をまっすぐ走っても良し、そのままワインディングに突入してゴキゲンに走っても良し、そしてそして雨の日に走っても良し。
とてもいいタイヤと出会いました。多くのツーリングライダーにオススメしたいです。
個人的に初めてのピレリタイヤでしたが、非常に好印象です。
次もピレリにしちゃおうかな~なんて今から考えてます。

こんなライダーにオススメ!
PIRELLI ANGEL GT II
・ツーリング先でワインディングを楽しむ
・ウェット路面でも安心して走りたい
・かっこいいツーリングタイヤが履きたい
 
今回紹介した製品はこちら
 
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