縁の下の働きモノ!ボールベアリング早見表作ってみました!

ホイールやエンジンパーツをはじめ、バイクには沢山のベアリング(軸受け)が使用されています。
種類と使用箇所は大体こんな感じ。

代表的な使用例
  • ボールベアリング:ホイール、クランクシャフトなど
  • ニードルローラーベアリング:スイングアームピボット、ミッションなど
  • テーパーローラーベアリング:ステムシャフトなど

ビッグバイクだとスイングアームピボットもボールベアリングだったり、ちょっと前のハーレーだとホイールベアリングがテーパーローラーベアリングだったりしますが、概ねこんな感じです。
色々な種類のベアリングがありますが、今回は一番一般的?なボールベアリングについて書いていきます!

良く利用されるボールベアリングは2種類

バイクに利用されるボールベアリングは非接触金属シールド形と接触ゴムシール形と呼ばれるものの二種類です。
非接触金属シールド形は品番末尾に「ZZ」、接触ゴムシール形の品番末尾には「LLU」が付きます。
金属シールド形の方が強そうに見えますが、防水性は無いのでホイールベアリングなど露出している場合はゴムシール形が一般的です。

形式 シールド形[ZZ] シール形[LLU]
防塵性 良好 優れる
防水性 不適 極めて良好
高速性 開放形と同じ 接触シールによる限界有

非接触金属シールド形【ZZ】

bearing_zz.jpg

金属のシ-ルド板を外輪に固定し,内輪シ-ル面のV溝とのラビリンスすきまを形成。
両側からシールドされており、防塵性は良好です。
非接触形のため摩擦は小さく、高速性も開放型と同じくらい優れています。
なお、防水性は無いため雨水などがかかる外部に露出する場所には不向きです。

接触ゴムシール形【LLU】

bearing_llu.jpg

鋼板に合成ゴムを固着したシ-ル板を外輪に固定し、シ-ル先端部は内輪シ-ル面のV溝側面に接触しています。
接触形のため摩擦はややありますが、防塵性・防水性に優れています。
防水性に優れているため、外部に露出する部分にも使用可能です。

ベアリングの規格は決まっている

バイクのホイールベアリングやクランクベアリングに主に使用されるのは、「6000番台」「6200番台」「6300番台」と呼ばれるベアリングです。
これらのベアリング寸法はJIS規格にて明確に定めれています。
……が、規格外ベアリングと呼ばれるJIS規格外のサイズも実は存在しています。しかもあのSUZUKI:スズキが純正部品として取り扱っています。
なかなか出会う場面は少ないとは思いますが、ホイールを流用したいけどアクスルシャフト径が合わない!なんて方は試しに見てみると幸せになれるかもしれません。
今回はせっかくなので、JIS規格のベアリングのほか、そんなスズキ純正の規格外ベアリングもリストアップしていきます!

6000番台ベアリング

呼び番号 内径 外径 幅(厚さ)
6000 10mm 26mm 8mm
6001 12mm 28mm 8mm
6002 15mm 32mm 9mm
6003 17mm 35mm 10mm
6004 20mm 42mm 12mm
6005 25mm 47mm 12mm
6006 30mm 55mm 13mm
6007 35mm 62mm 14mm
6008 40mm 68mm 15mm
6010 50mm 80mm 16mm
6011 55mm 90mm 18mm
6012 60mm 95mm 18mm
6013 65mm 100mm 18mm
6014 70mm 110mm 20mm
6015 75mm 115mm 20mm

6200番台ベアリング

呼び番号 内径 外径 幅(厚さ)
6201 12mm 32mm 10mm
6202 15mm 35mm 11mm
6203 17mm 40mm 12mm
6204 20mm 47mm 14mm
6205 25mm 52mm 15mm
6206 30mm 62mm 16mm
6208 40mm 80mm 18mm
6210 50mm 90mm 20mm
6211 55mm 100mm 21mm
6212 60mm 110mm 22mm
6214 70mm 125mm 24mm

6300番台ベアリング

呼び番号 内径 外径 幅(厚さ)
6302 15mm 42mm 13mm
6303 17mm 47mm 14mm
6304 20mm 52mm 15mm
6305 25mm 62mm 17mm
6306 30mm 72mm 19mm
6307 35mm 80mm 21mm

規格外ベアリング(スズキ純正部品)

suzuki_bearing00.jpg
純正品番 内径 外径 幅(厚さ)
09262-10004-000 10mm 22mm 6mm
09262-15028-000 15mm 28mm 7mm
09262-17040 17mm 40mm 9.5mm
09262-17034-000 17mm 42mm 13mm
09262-22033-000 22mm 44mm 12mm
09262-22018-000 22mm 50mm 14mm
09262-22030-000 22mm 56mm 15mm
09262-22013-000 22mm 56mm 16mm
09262-25006-000 25mm 47mm 8mm
09262-25136 25mm 52mm 13mm
09262-28014-000 28mm 68mm 18mm
09262-32022-000 32mm 65mm 17mm
09262-70001-000 70mm 110mm 13mm

調べてみただけでもこれだけのサイズがありました。
もしかするとまだまだあるかもしれませんので、ご存知の方いらっしゃましたら教えて頂けますと幸いです。

※本データは2021年11月現在のデータです。
今後廃番や品番変更が発生する場合がありますので、ご入用の方はお早めにご購入することをお勧めします。

違和感を感じる前に交換したい

一般的にホイールベアリングの交換サイクルは2~3万kmごととも言われています。
コレをスーパーカブ50(古い方)で単純計算すると……

20000000m ÷ 1.714m = 約11668611回転

【条件】
タイヤ:2.25-17(外周:1714mm)
2万km = 20000000m
1714mm = 1.714m
※空転が一切無かった場合

ちなみに3万kmだとなんと約17502917回転もしていることになります。
しかもこれを外気に曝されながらですよ……。
もう少しホイールベアリング労わってあげても良い気がしてきました。
殆どの方はタイヤ交換のときか車検の時くらいにしかチェックしないと思います。
相当な負荷を受けているので、次からは気を付けて見てあげてはいかがしょうか?

 
今回紹介した製品はこちら
 
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