大人気レブルの長兄“レブル1100DCT”レビュー!これぞクルーザー界のニューノーマル【WMS2021】

モダンなスタイリングが特徴的なクルーザーモデルであり、秀でた扱いやすさから、幅広いライダー層に支持されているホンダ・レブル250/500。
そのフラッグシップモデルにあたるレブル1100が登場した。
大排気量エンジンを得た、ブランニュークルーザーの詳細に迫る。

優雅かつスポーティな性格。選ぶべきはDCTモデルか

Rebel 1100

古くからバイクに親しんでいる方がホンダ・レブルという名を耳にすると、80~90年代に作られていたオーソドックスな、いわゆるアメリカンクルーザーをイメージするかもしれない。
しかし現代版のレブルはそれとは一味違う個性が際立ったモデルだ。

新生レブルが登場したのは2017年のことで、250/500ふたつの排気量が用意された。
昨今の250クラスではスーパースポーツ系や、オフロードモデルの人気が再燃していたところに、これまで見たことのないような斬新なスタイリングを持つ、クルーザーモデルとして投入され、シート高が低く、コンパクトで扱いやすいこともあり、幅広い層の支持を受けてヒットした。

そんなレブルシリーズに、なんと1100ccもの排気量を誇るフラッグシップモデルが新たに加わったのだ。
以前、現行型のレブル500を走らせた際には、とにかくその扱いやすさが気に入り、いつでも、どこまでも乗りたくなる一台だという太鼓判を推したことがある。
それが2倍以上もの排気量を持つエンジンが採用されどのようになっているのかを探ることにした。

レブル1100を目の前にしてまず感じたのは、意外なほどコンパクトであるということだ。
この手のクルーザーモデルだと、ロー&ロングなスタイリングに舵を取ることが多いが、どちらかというとショート気味の前後長であり、フロント18インチ、リア16インチというタイヤサイズからも、乗りやすさが視覚的にも伝わってくる。
ぱっと見ただけでもレブルシリーズだと分かるデザインとされており、電装系やメーターディスプレイ、鉄素材のフェンダーなど、詳細なディテールを見てゆくと、豪華な装備が採用されていることがわかるが、一目で“フラッグシップでござい!”とわからせるキャッチーなポイントをあしらっても良いかもしれないと感じた。

一目でレブルシリーズだと伝わるスタイリング。大排気量クルーザーでありながらコンパクトな印象を受ける。

エンジンに火を入れて走り出す。
レブル1100に搭載されているのは、心地よく扱いやすいと定評のあるアフリカツインと同系のエンジンだ。
開発者の話を聞いたところ、パルス感を高めの周波数で設定しているアフリカツインと比べて、レブル1100ではクルーザーモデルというキャラクターをより印象付けるために、低中回転域で優しいパルス感を得られるようにしているほか、ピックアップレスポンスを“ダル”な方向にチューニングしているそうだ。
実際のところ低中速域での扱いやすさと、心地よさは抜群である。

ディメンションは250/500モデルと同じ数値とされており、軽快なハンドリングを楽しむことができる。
そこに大型モデル特有の重厚感を併せ持っており、スポーティでありながらも確かな手ごたえがある感触だ。
DCTモデルの試乗だったが、このシステムの熟成されており、今欲しいシフトをドンピシャで選んでくるのには、思わず頬が緩んだ。
低速域での扱いやすさは秀逸なものであり、手足感覚で操ることができる。

モダンスタイルで纏められ、扱いやすく使い勝手が良い。
250/500と共に、レブル1100も多くのライダーに支持されるクルーザーのニューノーマルとなることだろう。

ライダーは身長177cm、体重71kg。

開発時にステップ位置を若干前方に設定し直したということで、総じてリラックスしたライディングポジションをとれる。
シート高は700mm、べた足だ。


ヘッドライト


シングルケース内に4灯を備えるヘッドライトデザインは、シリーズ共通のアイデンティティ。

メーター


下位モデルと比べ、より細かいインフォメーションが表示されるレブル1100専用のメーターを採用。

シート


厚みがあるシートでロングクルーズでも疲労が少ない。
小ぶりながらパッセンジャーシートも装備。

フロント足まわり


Fフォークのインナーチューブをチタンコーティング、鉄フェンダーなど仕上げもこだわる。

エンジン


アフリカツインのエンジンをベースに、吸排気やカムシャフト、発電部品などをリセッティング。

スイッチボックス


DCTモデルでのマニュアルシフト操作は左スイッチボックスで可能。
オートクルーズも標準装備。

マフラー


大排気量エンジンに見合う極太サイレンサーをセット。
歯切れの良いツインサウンドも魅力的だ。

ステップ


スポーツバイクのようなソリッドなステップバー。
クルーザーらしからぬ35度のバンク角を確保。

リアサス


ツインショックスタイルのリアサスペンションは、リザーバータンク付きで高い接地感を誇る。

堅牢な装備で固め、長兄の存在感を示す


車名HONDA REBEL1100/1100 DCT
価格110~121万円
カラーガンメタルブラックメタリック、ボルドーレッドメタリック

Specification


全長2240mm
全幅850mm〔830mm〕
全高1115mm
ホイールベース1520mm
最低地上高120mm
シート高700mm
総排気量1082cc
エンジン型式水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒
ボア×ストローク92.0×81.4mm
圧縮比10.1:1
最高出力87PS/7000rpm
最大トルク98Nm/4750rpm
燃料供給装置形式フューエルインジェクション
燃料タンク容量13L
車両重量223kg〔233kg〕
1次減速比/2次減速比1.717/2.625〔1.863/2.625〕
変速機形式常時噛合式6段リターン〔電子式6段変速〕
キャスター角/トレール28°/110mm
フロントブレーキ油圧式ディスク
リヤブレーキ油圧式ディスク
フロントタイヤサイズ130/70B 18M/C 63H
リヤタイヤサイズ180/65B 16M/C 81H
※〔 〕内はREBEL1100DCT
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