ロングラン性能で右に出るツアラーなし!自動追尾が世界初搭載された新型ムルティストラーダ【WMS2021】

3月に日本でも発売された新型ムルティストラーダV4S。
特徴的なクチバシスタイルは従来通りだが中身は全くの別もの。
そして、話題の中心は新型のV4エンジンかと思いきや、とんでもない飛び道具まで用意して走り出したのだ。


V4エンジンも電子制御もロングラン性能を下支え

Multistrada V4 S

アダプティブクルーズコントロールは30~160km/hで設定可能で車間距離は4段階に調整できる。カーブでもIMUがバンク角を検知し最適なブレーキ制御を実施するが無理は禁物。ライダーは重心移動が必要だ。

シリーズ登場18年を経て、新しく生まれ変わったムルティストラーダは、エンジンがそれまでのV型2気筒からV4となり、骨格もスチールトラスからアルミモノコックタイプに刷新。
スタイルはイメージを踏襲しつつ、従来から全面的に様変わりしている。

エンジンはモトGP由来でパニガーレにも採用されているカリカリのV4だったが、ムルティV4では大幅に改良。
デスモドロミックから一般的なスプリングリターンのバルブ方式とし、耐久性や常用域のトルク、ギア比に至るまで、全面的にロングツーリングを重視した設計としている。
最高出力は抑えられているとはいえ170psもあり、トップクラスの性能だ。

これに先進の電子制御も投入。
バイクで世界初のアダプティブクルーズコントロールを搭載し、高速道路などでは前の車を自動で追尾してくれるのだ。
アクセルとブレーキの操作をバイクに任せにできることは想像以上に快適。
ロングラン性能でこのバイクの右に出るもの当面現れないだろう。

ロングライドをより快適なものにする各種仕様


本作から日本でもデイタイムランニングライトが採用された。
メインライトはマニュアル操作も可能。


左手にはアダプティブクルーズコントロールのスイッチなど多数配置される。
バックライト付きだ。


6.5インチTFTカラーディスプレイを新採用。
なんとメーターしたのノブで4段階に角度調整も可能。


前後サスはマルゾッキ製の電子制御タイプ。
ライディングモードに連動し最適なセッティングを実現。

シート高は可変式でより幅広いライダーにフィットする


シート高は810mmと830mmで工具なしで切り替えできる。
写真は低い方の例で身長172cm、体重65kgで余裕のある足着きと自然なライディングポジションだ。
ビッグNKの感覚に近い。


日本では2モデルがラインナップ。気になる諸元は?


日本に導入されるのはSとSスポーツのみ。
購入時にキャストかスポークホイールを選択できる。
フロントは大径の19インチが標準となり安定性が向上。
一方ホイールベースが短縮され旋回性も確保する。


全長―mm
全幅―mm
全高―mm
ホイールベース1567mm
最低地上高―mm
シート高810/830mm
総排気量1158cc
エンジン型式水冷4ストロークV型4気筒
ボア×ストローク83.0×53.5mm
圧縮比14.0:1
最高出力170PS/10500rpm
最大トルク125Nm/8750rpm
燃料供給装置形式フューエルインジェクション
燃料タンク容量22L
車両重量243kg〔242kg〕
1次減速比/2次減速比―/―
変速機形式常時噛合式6段リターン
キャスター角/トレール24.5°/102.5mm
フロントブレーキ油圧式ディスク
リヤブレーキ油圧式ディスク
フロントタイヤサイズ120/70ZR 19
リヤタイヤサイズ170/60ZR 17
※〔 〕内はMULTISTRADA V4 S Sport
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