どんな道でも楽しめるスポーツツーリングタイヤ、メッツラー『ROADTEC 01 SE』を徹底インプレッション!

安心してバンクさせられる抜群のコーナリング性能。
燃費が向上し寿命も長く、おまけ雨にも強い。

そんな夢の様なタイヤをお探しではありませんか?

今回はゾウさんマークでおなじみ、ドイツのタイヤメーカー「メッツラー(Metzeler)」のスポーツツーリングタイヤ、「ROADTEC 01 SE」をインプレッションしていきます!

ROADTEC 01 SE

「ROADTEC 01 SE」は長い寿命とウェットでの強さが光るメッツラーのヒット作「ROADTEC 01」の進化モデル。

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「ROADTEC 01 SE」は、「ROADTEC 01」の長所をブラッシュアップさせつつ、スポーティな性格がより高められているといいます。
その一番の違いはそれぞれのトレッド面を見比べるとわかります。

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正直、パっと見ほぼ同じに見えました。
端(ショルダー)に注目してみてください。

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「ROADTEC 01 SE」の端(ショルダー)部分は溝がないスリックの面積が大幅に広く取られています。
溝がない分、路面との接地面を多くし、グリップ力が大幅に向上します。

反面、排水できないのでウェットでは滑りやすくなります。
そんなコンディションの際に、この部分を使うまで倒し込む勇者はそういないと思いますが……。

今回テストに使うバイクは筆者の愛車、HONDA VFR800X クロスランナー。

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足長でアドベンチャーテイストな見た目ですが、スポーティなV型4気筒エンジン搭載、タイヤサイズ前後17インチのスポーツツーリングマシンです。
車重が約250キロと大柄で、ホイールベースも長いため、未熟者の筆者からすると「意識して曲げないと曲がらないバイク」という印象です。

ここからワインディング、高速道路、ウェットをそれぞれ実際に走行してインプレッションしていきます!

ワインディング

山梨県の道志みちを抜けて山中湖まで走ってみました。
ゆったりとしたワインディングが続く、景色も素晴らしい気持ちのいい道です。

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大柄な車体が、入力した通りにスイッスイッと寝てくれます。
倒し込む際にタイヤが不自然に粘りすぎて重く感じたり、はたまたタイヤだけが先に曲がっていってドキっとするなんてことはありません。
タイヤは柔らかい印象で、よく潰れて路面を面でしっかり掴んでいる感じがします。

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ところどころ舗装が荒れている箇所もあるのですが、サスペンションに加えタイヤがしっかり吸収してくれてさほど不快ではありません。
最後までワインディングを気持ちよく走り抜けることができました。

高速道路

高速道路を巡航してみました。
ここでチェックしたいのは、疲れにくさに直結する直進安定性と燃費です。

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合計で約200キロほど走りましたが、直進安定性は文句無しですね!
追い越しの際の瞬間的な加速にもしっかり対応でき、路面の微妙な凹凸もしっかりと吸収してくれているので総じて快適という感想。

150キロほど走ったところで休憩がてらパーキングエリアに入ったときです。
珈琲を買ってバイクの元に戻り、チェックのためリアタイヤの表面を触ったところ

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「こいつ……サイドの方も温かいぞ……」
走行中はセンター部分しか接していないはず。
高速道路は出入り口やジャンクション等を除いて、車体をバンクさせる機会、タイヤを揉むような機会はそうありません。

このときの気温が約8℃ほどだったので、表面だけの熱ならすぐ冷めてしまいそうなところ、しっかりタイヤの内側から温まっているようです。
タイヤは温まると柔軟性が増し、従ってグリップ力も増します。かと言って温まりすぎると熱ダレを起こし、グリップ力は低下してしまいます。

燃費については前に装着していたタイヤで、似たようなコンディションで走った際に21km/L程度だったものが、23Km/L程度と少し向上しました。 卸したてのタイヤなので多少良くなるのは当然なのですが、それを差し引いてもこのタイヤは「燃費のいいタイヤ」の部類に十分入るのでは無いかと思います。

ちょっと気になったこと

ここで少し気になったこと。それは、なんかうるさいこと。
ある程度のスピードでキレイに舗装された路面を走っていると、フロントタイヤから「ファー」と音がしていることに気が付きました。
どうやら、横方向に走るこの溝が風を切っている音のようです。

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アドベンチャーバイクのように風防がしっかりしているバイクの場合、元が静かな分、この風切り音がよく聞こえてくるので、人によっては気になるかもしれません。

ウェット

小学生のとき、はじめてスタメンを告げられた野球の試合が雨で流れて泣いた、自称雨男の筆者。

しかしなぜか、降ってほしい時は降らない。
ウェット路面でこのタイヤの真価をテストしたいのに、ここ1-2週間、なかなか雨が降らない。

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と思っていた矢先、夜になってガァッと強い雨が!
「しめた!」とばかりに幹線道路とワインディングを走行してみました!

VFR800Xは、トラクションコントロールがデフォルトでONになっているのですが、より効果を実感するために今回はOFFにしてテスト。

幹線道路では、加速停止共に”急”のつかない通常のライディングであれば、ドライ時の感覚で問題無いように思えました。深めに水が溜まっているところも難なく突破しました。
あまりいいことではありませんが、低速からちょっとアクセルを大きめに開けて加速してみても、しっかりとしたグリップ感がありました。

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ウェットのワインディングにおいても、ドライ時と同じとはいきませんが、ある程度寝かし込んでも特に乱れることはなく、思い通りのラインを描くことができました。

バンク時に路面と接するトレッド面のサイド部分には「シリカ」という添加剤が高い割合で配合されています。(正確な配合比率などは門外不出の最重要企業秘密)
では、シリカの配合率が高いとはつまりどういうことなのか?
簡潔に言うと、ウェットに強いということです。

世の多くのツーリングタイヤは、センター部分のシリカ配合率を高める傾向にあります。
しかしながらこの「ROADTEC 01 SE」は、なんとサイド部分のシリカ配合率が高め。

「ウェットでもバンクしていいよ……」
そんなメーカーの囁きが聞こえてくるようです。

rain2-1.jpg※決してタイヤの性能、自身の技術を過信せず、余裕を持って走りましょう。

「雨に強い」と謳われているタイヤは他メーカーも含めて数多くあります。
すべてを試したことは無いので一概には言えませんが、必要以上に攻める走りでもしないかぎり、この「ROADTEC 01 SE」が十二分にウェットを攻略できるタイヤだ、というのは間違いない事実でしょう。

The・オールラウンダー

ワインディング、高速道路、ウェットと実際に走ってみました。

走る、曲がる、止まるの基本を的確にこなしつつ、ウェットも攻略できる。
この「ROADTEC 01 SE」を一言で表すなら「The・オールラウンダー」です。

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前身である「ROADTEC 01」の評判そのままであれば、その正統進化である「ROADTEC 01 SE」は寿命の長さにも大いに期待できます。

街乗りから高速巡航、ドライでもウェットでも、一人でもタンデムでも、どんな状況でもライディングを楽しみきりたい。
この「ROADTEC 01 SE」は、そんなライダーにぴったりなタイヤだと思います。

今回紹介した商品
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ROADTEC 01 SE
・街乗りから高速巡航まであらゆるシーンにベストマッチ
・ドライでもウェットでも、天候に左右されない
・一人でもタンデムでも楽しめる
 
今回紹介した製品はこちら
 
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