来年のEWC第46シーズンとなるFIM世界耐久選手権2025年シーズンのレース日程が確定したことにより、そのタイトル争いが幕を開ける。

2024年シーズン、エースライダーとそのチームが挑み、世界中のテレビ視聴者を魅了したスケジュールを反映し、2025年シーズンも24時間レースが2戦、8時間レースが2戦で構成される。

2025年シーズンは、再び4月にルマン24時間レースで幕を開け、9月にポール・リカール・サーキットで開催されるボルドール24時間レースで幕を閉じる。その合間には、6月のスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるスパ8時間EWCレース、8月の"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会が加わる。

2024年シーズンと同様、この4大会はすべてFIM世界耐久選手権(チームおよびマニュファクチャラー)とスーパーストックをベースとするFIM耐久ワールドカップ(チームおよびマニュファクチャラー)に組み込まれる。ただし、スーパーストッククラスは、引き続き、ベスト3のレースポイントだけがカウントされる。

新たに発表されたFIMプロダクション・ワールドトロフィーは、2025年に開催されるヨーロッパEWC3大会で争われ、ヤマハR7耐久シリーズはルマン24時間レースとスパ8時間EWCレースの週末にサポートレースとして開催される。

FIM EWC2025年シーズンの予定は以下の通り。

第1戦:ルマン24時間レース、フランス:4月17~20日
第2戦:スパ8時間EWCレース、ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット:6月6~7日
第3戦:"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会、日本・鈴鹿サーキット:8月1~3日
第4戦:ボルドール24時間レース、フランス、ポール・リカール・サーキット:9月18~21日

FIM EWCのプロモーターとして10年目のシーズンを終えたばかりのWarner Bros Discovery Sports、モータースポーツ・イベント・ディレクターのジャン・バティスト・レイ氏は、次のように語っている。「2025年もEWCの4つの柱となるイベントを期待できることを大変嬉しく思う。これらのイベントは、ファンにとって見逃せない瞬間を数多く提供し続けてきただけでなく、EWCを力強く前進させるため、常に安定した高いレベルのレースを提供し続けてきた。」

「しかし、我々はEWCレーススケジュールを拡大することを約束し、その目標に向かって努力を続けている。現時点では、WBD Sportsが過去に提供した強力な後方支援をもってしても、チームへのコスト増大のため、それは現実的ではないと判断した。その結果、FIMとの緊密な協力のもと、我々はEWCピラミッドの開発と耐久レースの基盤の強化に重点を置くことにした。これは、新しい才能を育成し、耐久レースの継続的な成長を促すために不可欠なことである。」

「近年、EWCおよびスーパーストックチームのパフォーマンスとプロフェッショナリズムが著しく上昇していることを考慮すると、WBD Sportsにとって、選手権をできるだけ手頃で、新規参入者にとって利用しやすいものに維持することに力を注ぐことは極めて重要なことであった。EWCは、4レース制とFIMプロダクション・トロフィーの新設により、耐久レース界で最も感動的なヒューマンストーリーを描いてきた小規模で情熱的なプライベートチームから、毎シーズン素晴らしいスペクタクルとスリリングなバトルを見せてくれるトップメーカーサポートチームまで、あらゆるカテゴリーのチームにプラットフォームを提供している。」

FIMサーキットレース委員会ディレクターのポール・キング氏はこう付け加えた。「2024年シーズン終了後、すぐに2025年のFIM EWCカレンダーを発表することで、ライダーとチームに来年に向けた準備を本格的にスタートさせる機会を与えるだけでなく、2024年を通じて生み出されたポジティブな勢いをさらに発展させることができると考えている。」

「WBD Sportsは、とても高い水準でオーガナイズされるだけでなく、多くの魅力を持つ、実績と信頼のある4つのイベントでシーズンを構成することで、重要な安定性を提供するレーススケジュールを作成した。同時に、将来的に大会数を拡大する計画も認識しているが、新しいFIM プロダクション・ワールドトロフィーの創設を通じて、この競技をさらに強化する手段として、EWCピラミッドの発展に注力することがとても重要となった。」

「また、新たにヤマハR7耐久シリーズに参戦するライダーやチームが、EWCのサポートレースとして2大会を経験した後、EWCピラミッドが作り上げた耐久レースの頂点への道を歩んでくれることを期待している。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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