FIM世界耐久選手権2024年シーズンをプライベートチーム勢のトップで終えることが、Tati Team Beringer Racingにふさわしい報酬だ。

そう語るのは、ヒューゴ・クレア選手、コレンティン・ペロラリ選手とともにTatiのホンダマシンを駆るランディ・クルメナッハ選手だ。

パトリック・エンジョラス監督率いるEWCプライベートチームは、今週のボルドール24時間レースをもって2024年シーズンを締めくくることになる。そして、まだEWC総合タイトル獲得の可能性も持っている。

ポール・リカール・サーキットでの最終決戦を前に、クルメナッハ選手は、次のように語った。「このチームは、本当にプライベートチーム勢トップの座にふさわしいと思っているんだ。彼らは、本当に全力を尽くしているからね。鈴鹿の後、彼らは、僕らのマシンを改善するために懸命に働いてくれているし、とても早く学んでいる。予算については、常に厳しいものの、彼らは本当にすべてを捧げてくれているから、本当に感謝しているんだ。彼らは最高のプライベートチームにふさわしいし、僕もベストを尽くして彼らを助けたいと思っているよ。そのための準備は万端だよ。」

総合トップのYamalube YART Yamaha EWC Official Teamとは55ポイント差で、ボルドール24時間レースでは、最大65ポイントを獲得できるため、可能性は低いものの、TatiがEWC総合タイトルを獲得できる可能性は残っている。そのことについて、スイス人ライダーのクルメナッハ選手は、こうに語ってくれた。「24時間はとても長いからね。もしすべてのファクトリーチームが実力通りの走りを見せたとしても、5位くらいは狙っていけるだろうと思っているんだ。それでもそれができたら本当に素晴らしいと思うし、僕たちが最高のプライベートチームの1つであることを裏付けることができる。それが僕の目標だよ。でも、言ったようにボルドールは24時間レースだし、ストレートも長いし、エンジンも限界に近いところで走らなければならない。だから、すべてのことが起こりうるんだ。(ライバル達に)問題が起こることを期待せず、自分たちのことに集中して、コンスタントに走ることを心がけたいね。

ボルドール24時間レースは、9月12~15日に開催される。チケットは引き続き販売中だ。詳細はこちら。

情報提供元 [ FIM EWC ]

関連キーワード
おすすめの記事