来週は、遂にFIM世界耐久選手権のボルドールレースウィークが始まる。ここでは、いくつかの重要な情報と記録を紹介しよう。
ボルドール24時間レース概要
場所:フランス、ポール・リカール・サーキット
所在地:RDN8 - 2760 Route des Hauts du Camp 83330 Le Castellet, France
日時:2024年9月12~15日
コース全長:5.673km
レース距離:24時間
ベストラップ:
予選:BMW Motorrad World Endurance Team(マーカス・ライターバーガー選手、1分51秒596、2023年)
決勝:BMW Motorrad World Endurance Team(イルヤ・ミハルチク選手、1分52秒898、2023年)
300文字でわかるポール・リカール・サーキット
2022年に100周年を迎えたボルドール24時間レースは今回、第87回大会となり、今シーズン2戦目の24時間レースとなる。南フランスのポール・リカール・サーキットで31回目の開催となるこの伝説的なイベントは、FIM EWCの4つのタイトルをすべて決定するレースとなる。全長5.673kmのコースレイアウトのうち、堂々としたミストラル・ストレートは1.8kmを占める。抜きつ抜かれつのの激しいバトルが行われるこのミストラルでは、時速300km以上で20秒間走ることが要求される。2023年大会ではYoshimura SERT Motulが優勝したこの伝統のシーズン最終戦では、変わりやすい天候や風の強さも結果の要因となる。
ボルドール24時間レースの豆知識
※ボルドールは1922年にボージュール、クリシー=ス=ボワ、リブリ=ガルガンの間の未舗装路を走る5kmのサーキットで初めて開催された。
※当時は1台のバイクに1人のライダーしか乗れず、給油以外の停車は禁止されており、完全なレースというよりは生き残りを賭けたものだった。
*1954年まではチームメイトが必要で、1978年までは3人目のライダーは認められていなかった。
※ボルドール24時間レースは2022年に記念すべき100回目大会を迎えるが、ポール・リカール・サーキットで開催されるのは今年で31回目、第87回大会となる。
*第二次世界大戦、社会的関心の低下、COVID-19の流行により、1940-46年、1961-68年、そして2020年のボルドールは開催されなかった。
近年の優勝チーム
2023年:Yoshimura SERT Motul(グレッグ・ブラック選手、シルバン・ギュントーリ選手、エティエンヌ・マッソン選手)、717周
2022年:Viltaïs Racing Igol(フロリアン・アルト選手、エルワン・ニゴン選手、スティーブン・オデンダール選手)718周
2021年:Yoshimura SERT Motul(グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手、シルバン・ギュントーリ選手)704周
2019年:Suzuki Endurance Racing Team(ヴァンサン・フィリップ選手、エティエンヌ・マソン選手、グレッグ・ブラック選手)313周
2018年:F.C.C. TSR Honda France(フレディ・フォレイ選手、ジョシュ・フック選手、マイク・ディ・メリオ選手)698周
暫定主要タイムスケジュール*
9月12日(木)
14:10-16:10:フリー走行
17:20-17:40:予選1回目(ブルーライダー)
17:50-18:10:予選1回目(イエローライダー)
18:20-18:40:予選1回目(レッドライダー)
18:50-19:10:予選1回目(グリーンライダー)
20:40-21:40:ナイトプラクティス
9月13日(金)
11:00-11:20:予選2回目(ブルーライダー)
11:30-11:50:予選2回目(イエローライダー)
12:00-12:20:予選2回目(レッドライダー)
12:30-12:50:予選2回目(グリーンライダー)
18:15-19:20:ピットウォーク
9月14日(土)
15:00:ボルドール24時間レース第87回大会決勝スタート
9月15日(日)
15:00:ボルドール24時間レース第87回大会決勝終了
*すべての時間は中央ヨーロッパ時間で、変更される場合がある。
情報提供元 [ FIM EWC ]