イルヤ・ミハルチク選手は、先週末にドイツのニュルブルクリンクで開催されたレースでの優勝と2位入賞により、タイトル獲得に必要なポイントを獲得し、国際ドイツ・モータースポーツ・スーパーバイク選手権で4度目の優勝を果たした。
ヴェルナー・デーメン監督率いるChampion-alpha-Van Zon-BMW teamのライダーであるこのウクライナ人ライダーは、霧と雨でレーススケジュールが遅延したため、コースに出るまでに時間を待たなければならなかった。準備期間が足りず、ニュルブルクリンクでの走行は5年ぶりだったにもかかわらず、ミハルチク選手(28歳)は、ポールポジションを獲得し、初戦ではハンネス・スーマー選手を破って優勝した。
今季8勝目を挙げたミハルチク選手は、次のように語った。「最初の5、6周は、自分のレースとペースを計画通りに走ることができたいたんだ。でもその後、誰かが転倒して黄色と赤のストライプの旗が見えたから、『ああ、オイルかな』と思った。パーツも転がっていたし、その上を走らないように、ワイドに走らなければならなかった。それからスーマーが通り過ぎたから、それを見てみ走るようにしたんだ。そして、少し考えて、プッシュしすぎないこと、限界を超えないことって自分に言い聞かせて、すべてをコントロールしながら、最後は、よりハードにプッシュしたんだ。そして、勝つことができたよ。」
ミハルチク選手は、第2レースで素晴らしい走りを見せたスーマー選手にベストを譲らなければならなかったが、2位は4度目のIDMチャンピオンを獲得するには十分の順位だった。
ミハルチク選手は、こう語った。「スタートで勝ったのに、スーマーがまた追い上げてきたんだ。その間にとても暑くなったから、ちょっと様子を見ていたんだ。で、その後、抜き返したんだけど、ちょっとタイヤをプッシュしすぎたみたいだね。僕はただフィニッシュしたかったんだけど、ハンネスは、真剣に戦ってくれたよ。2位も嬉しいし、ハンネスの初優勝も嬉しかったね。チャンピオンシップを獲得できたことはチームのおかげだよ。毎週末、コンディションに関係なくマシンは速かったし、いつも素晴らしかったよ。」
ミハルチク選手は、スーマー選手、マーカス・ライターバーガー選手とともにBMW Motorrad World Endurance Teamに所属し、来週開催されるFIM世界耐久選手権2024年シーズン最終決戦のボルドール24時間レース(9月12~15日)に臨む。
情報提供元 [ FIM EWC ]