先月開催されたFIM世界耐久選手権日本ラウンドで、スズキ株式会社が新境地を切り開いたTeam Suzuki CN Challengeの次なる目標について、プロジェクトリーダーの佐原 伸一氏が語った。

"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会のエクスペリメンタルクラスに参戦したTeam Suzuki CN ChallengeのGSX-R1000R CN SPECは、ファクトリーサポートを受け、40%がバイオ由来のサステイナブル燃料「ELF MOTOR40 FIM」を使用し、その他にも環境に配慮した製品を使用した。

これらの主なパーツには、MOTULのバイオベースオイル、ヨシムラが開発した触媒コンバーター、サンスターエンジニアリングの低ダストブレーキパッド、ブリヂストンのリサイクル素材の比率を高めたタイヤ、Bcompの天然亜麻繊維を使用したフロント&リアフェンダー、JHIのリサイクルカーボン素材を使用したレーシングボディワークが含まれている。

7月19~21日に開催されたEWC2024年シーズン第3戦では、日本人ライダーの濱原 颯道選手生形 秀之選手が、フランス人ライダーのエティエンヌ・マッソン選手とラインナップを組み、総合8位、エクスペリメンタルクラス優勝を果たした。

イベント後、Suzuki Motorsportの佐原氏は、次のように語った。「レースウィークが始まったとき、準備期間がとても短かったにもかかわらず、何の問題もなくフィニッシュにたどり着けたのはすごいことだと思った。それから、チームもライダーも完璧に機能し、何のトラブルもなく最終日を迎えることができた。目標通りに完走できただけでなく、8位入賞も果たすことができたので、本当に達成感がある。」

「これでこのプロジェクトが終わったわけではなく、データ収集や持続可能な項目の検証、次の目標設定など、まだまだやるべきことは残っているが、今日は本当にライダーたちの頑張りと、100%の力を発揮したチームを称えたい。これは、この取り組みを応援してくれたファンの皆さん、パートナー企業の皆さん、そしてチームメンバーを支えてくれた各職場の皆さんなど、みんなの献身的な努力の結果だと思っている。今後もこの成功を続けていきたいと思う。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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