FIM世界耐久選手権の日本ラウンドで、マンディ・カインツ監督がついに表彰台を獲得し、この偉業を「本当に夢が実現した」と表現した。
Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamを率いるカインツ監督は、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会で、ニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手の3人のライダーを率い、7.860秒差でTeam HRC with Japan Postに次ぐ2位を獲得した。
YARTは、ヤマハにとって2017年以来となるトップ10トライアルを制し、ポールポジションから決勝レースをスタート。Team HRCとともに220周を走りきり、2002年にTeam Cabinが記録した219周を更新した。
カインツ監督は、こう語る。「正直なところ、鈴鹿での表彰台は本当に夢のようだよ。過去にはあと一歩のところまで迫ったこともあったけど、ついにそれを達成することができたんだ。今週はずっといい走りを見せることができたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた。マシンはレースに向けて完璧にセットアップされていたし、ライダーは素晴らしいペースを見せ、ピットストップも完璧だったんだ。」
「YARTを始めてからずっと、この瞬間を夢見てきた。チーム全員の努力をこれ以上ないほど誇りに思っているよ。ヤマハ、ブリヂストン、そして応援してくれるすべての人に感謝したいね。この瞬間を楽しむのはもちろんだけど、我々はすでにボルドールを楽しみにしているんだ。」
YARTの鈴鹿での活躍により、Yoshimura SERT Motulを抜き、EWCランキングトップに躍り出た。レースは、シーズン最終決戦の9月12日~15日に開催されるボルドール24時間レースを残すのみとなった。レースでライバルたちを抑え続けることができれば、オーストリアチームはEWC連覇を達成することになる。
情報提供元 [ FIM EWC ]