F.C.C. TSR Honda Franceは、マイク・ディ・メリオ選手が負傷から復帰し、ジョシュ・フック選手、アラン・テッカー選手と組んで、万全の態勢で7月21日に開催されたEWC日本ラウンドを8位でスタートした。しかし、開始3時間半でフック選手が転倒し、14位に後退した。
チームは、レースが残り1/4となる終盤から挽回を狙っていた。しかし、フック選手の転倒により、2024年仕様のホンダ CBR1000RR-R Fireblade SP #5がダメージを受けたため、テッカー選手は、予定外のピットストップを余儀なくされた。
10分間の修理の後、チームは25位でレースに復帰したが、残り90分のところでディ・メリオ選手が転倒した。このため、再び長時間のピットストップを余儀なくされ、F.C.C. TSR Honda Franceは、33位でゴールした。
オーストラリア人ライダーのフック選手は、こう語った。「とても厳しい週末だったね。僕はプライベートテストに参加できなかったから、試したいことがたくさんあったんだけど、十分な時間はとれなかったんだ。懸命に働いてくれたチームのみんなには、本当に申し訳ない。みんなが最大の努力をしてくれたのに、残念ながら結果が伴わなかった。今は、ボルドールに向けて、どうすれば強くなって戻ってこれるかを分析しなければならないと思っているよ。」
フランス人ライダーのディ・メリオ選手は、こう語った。「とても難しいレースだったよ。とても暑くなることはわかっていたんだけど、それがエンジンパフォーマンスに大きな影響を与えてしまったんだ。タイヤはうまく機能していたんだけど、加速力もパワーもなかった。リスクは冒したくなかったし、ハードにプッシュしていなかったんだけど、それなのにミスをしてしまった。本当に申し訳なく思っているよ。そのせいでタイムをロスしてしまったんだけど、その前にすでにかなり遅れをとっていたんだ。このマシンで初めてのレースだったからね。改善すべきポイントはたくさんあると分かったよ。ボルドールに向けて懸命に準備しないといけないと思っているよ。」
ディ・メリオ選手の同胞、テッカ―選手はこう付け加えた。「本当に難しいレースで、難しいシーズンとなってしまったね。レース直前にマシンを変えたから、対処すべき新しいことがたくさんあったんだ。これからやるべきこともたくさんあるよ。ボルドールでは勝利を目指して戦って、シーズンを良い形で締めくくりたいと思っているよ。」
ボルドール24時間レースは、9月12~15日に南フランスのポール・リカール・サーキットで開催される。詳細はこちら。
情報提供元 [ FIM EWC ]