すべてのEWCレースと同様に、テスト走行、フリー走行、ナイトプラクティスに加え、全ライダーグループによる2回の予選が行われる。しかし、FIM世界耐久選手権第3戦の"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会では、スターティンググリッドの上位10位を決めるトップ10トライアルも行われる。
予選2回目に続き、総合順位で上位10チームが午後のトップ10トライアルに進出。
各チーム2名のライダーが参加し、ウォームアップラップの後、1周のフライング・ラップでタイムを競う。予選2回目で10番手だったチームが1番手となり、予選最速のチームが最後にトップ10トライアルに出走する。
その後、各チームの2人のライダーのラップタイムが合算され、日曜日の8時間レース決勝の最終スターティンググリッドが決定する。5-4-3-2-1の予選ポイントは、他のEWC大会のように2次予選終了後ではなく、トップ10トライアル終了後に与えられる。
カレル・ハニカ選手のコースから視点
Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamのチェコ人ライダー、カレル・ハニカ選手がトップ10トライアルについて語った。「去年が初めての経験だった。いつもの予選に慣れているし、通常は予選2回目のフライングラップでは、少し速く走れることが多いんだ。だから簡単なことではないんだ。トップ10トライアルは、1周ですべてが決まるから、タイヤを暖めたりするためにアウトラップをたくさん走らなければならない。でも素晴らしい経験だった。基本的にはプレッシャーを感じないようにして、ラップに集中してベストを尽くし、ただ楽しむようにしたんだ。だって、予選タイヤでこのバイクに乗るのはいつも特別なことだからね。僕がタイムを出そうが、チームメイトがタイムを出そうが、それはあまり関係ないんだ。チャンピオンシップのためにポイントを獲得したい、それが僕らの目標なんだ。」
2024年トップ10トライアル暫定出走チーム
EWCフル参戦4チームを含む以下のチームが、15:30から始まるトップ10トライアルに出場する。
Yamalube YART Yamaha EWC Official Team*
Ducati Team Kagayama
Team HRC with Japan Post
Yoshimura SERT Motul*
Astemo Honda Dream SI Racing
SDG Team HARC-PRO. Honda
AutoRace Ube Racing Team
BMW Motorrad World Endurance Team*
F.C.C. TSR Honda France*
Honda Dream RT Sakurai Honda
*FIM EWCフル参戦チーム
情報提供元 [ FIM EWC ]