FIM世界耐久選手権2024年シーズン第3戦、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会を前に、Team HRC with Japan Postの名越 哲平選手、高橋 巧選手、ヨハン・ザルコ選手のトップトリオが地元メディアや国内メディアの取材に応じた。その一部を紹介しよう。

新加入選手が目標を達成:長期にわたってTeam HRCに在籍しているライダーによると、新加入の名越選手とザルコ選手は、テスト中、期待通りのパフォーマンスを発揮しているという。

「ここまではとても順調だね。ザルコは、ここでレースをしたことがないから、テスト中がここの初めての経験だったんだ。もちろん、バイクを1人のライダー用にセットできるものではないことは、ザルコもよく理解しているよ。それにもかかわらず、ザルコは、テスト中に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたよね。そのことについて僕は、本当に感動したんだ。名越は、多くの走行距離をこなして、ひたすら走り続けた。それは彼にとっても彼の経験にとっても本当にいいことだと思っているよ。僕もテスト中にできることはすべてやったから、レースに向けての準備は万端だと思っているよ。」

本当に素晴らしい:2023年にSDG Honda Racingで2位を獲得した名越選手は、2024年からTeam HRCに加わった。

「長年、鈴鹿8耐に参戦してきたけど、ワークスチームに加わるのは初めてなだから、本当にうれしいんだ。一緒に走る2人のライダーは本当に素晴らしくて、とても強いし、チームもここで何度も優勝している。僕がベストを尽くせば、今週末は3連勝できると確信しているよ。」

発見の使命:フランスのMotoGPライダー、ザルコ選手はEWCだけでなく、鈴鹿のルーキーでもある。

「数週間前から鈴鹿を研究してきたけど、それは素晴らしい体験になったよ。コースとレイアウトがとても高速で、感動したよ。このコースはとても楽しめるね。数週間前から今週、もっと快適に走れるようにサーキットのことをずっと考えていたんだ。昨日は、前よりももっとリラックスできたから、テストデーを楽しむことができたよ。数週間前よりも速く走ることはできなかったけれど、よりコントロールしやすくなっていたし、最も重要な日曜日のレースに向けてペースをうまくコントロールすることができたと思う。勝てるチャンスがあるのは分かっているから、できる限りこのチャンスをつかめるように頑張るよ。」

暑さが続いている:7月の鈴鹿は蒸し暑く、ライダーにとってもチームにとっても厳しい戦いになるだろう。ザルコ選手は、十分な準備ができていると語った。

「マレーシア、インドネシア、タイ、インドなど、MotoGPでの経験を活かして暑さに対応するつもりだよ。気温の高いサーキットでレースを数多くこなしているから、暑さには慣れているし、1年を通して体調を整えているんだ。ここ鈴鹿の暑さにも対応できると思うよ。昨日はまあまあ暑かったけど、今週末に比べればそんな暑い日ではなかったと思うよ。」

歴史を作るチャンス:高橋選手は、日曜日の"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会で優勝すれば、優勝回数6勝という新記録を打ち立てることができる。しかし、それは彼が重視している数字ではない。

「数字は気にしていないんだ。どのレースでも勝つためにレースをしているからね。もし勝てれば、それが6回目で、歴史に名前が残すことができるよね。ただ、自分のベストを尽くしてレースに勝つことだけに集中しているよ。」

新しい年、新しいバイク:Team HRCは今週末、このレースのためにCBR1000RR-R SP 2024年仕様を用意した。高橋選手は、そのことに大きな期待を寄せているようだ。

「僕が言えるのは、短い時間のなかでベストを尽くし、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことに集中してきたんだ。明日、明後日とマシンのパフォーマンスを楽しみにしてほしいね。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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