FIM世界耐久選手権2023年シーズンタイトルを獲得したYamalube YART Yamaha EWC Official Teamは、先週2日間にわたって行われた"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会の事前テストを終え、速かったものの「怖い」と感じたと語った。

6月19日と20日の2日間、ライダーのニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手は、6月19~20日の2日間、トラブルなく鈴鹿サーキット(5.821km)を2分05秒台で周回した。

このパフォーマンスを受け、YARTのマンディ・カインツ代表は、次のようにコメントした。
「今回のテストでは、なんのミスも問題もなかった。実際のレースウィークエンドでこれだけトラブルなしで走れたら、最高だよね。マシン、タイヤ、ライダー、メカニック、すべてが完璧な仕事をしてくれた。
完璧すぎて怖いくらいだよ。」

彼は、こう続けた。
我々は、レースペースの改善に取り組んでいたんだけど、平均してラップタイムは、昨年より1秒近く速くなったんだ。これには本当に満足しているよ。」

「全体的なテストは、ライダーたちに自信を与えてくれた。3週間後にまったく同じことができれば、8耐ではとてもいい結果を残せると思うよ。今すぐにでもレースをする準備はできていると言えるけど、ニッコロの肩の回復にはもう少し時間が必要だ。」

デイトナでのクラッシュの影響を引きずっているカネパ選手
ルマンではマービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手とともに3位入賞を果たし、スパ・フランコルシャン・サーキットでもふたりとともに優勝を飾ったニッコロ・カネパ選手だが、3月に参戦したのデイトナ200のプラクティス中にクラッシュして以来、怪我の完治を目指し、治療を続けている。

2日間にわたって行われた鈴鹿8耐事前テストの後、このイタリア人ライダーはこう語った。
「僕たち3人全員がとても速かく走ることができたよ。それがチームの目標だから、3人が同じレベルにいるのは本当に素晴らしいことだと思うよ。8耐の準備のためにいくつかトレーニングを行うんだけど、僕の場合、負傷した肩の回復に集中する必要があるんだ。スパへの参戦とワールドスーパーバイクのテストの間で、肩に大きな負担をかけてしまった。今は理学療法と休息と回復が必要だね。」

"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会は、7月19~21日に開催される。詳細はこちら

写真:Yamaha Racing

情報提供元 [ FIM EWC ]

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