FIM世界耐久選手権の常連ライダーであるドミニク・ビンコン選手にとって、2024年は、冒険のシーズンとなる。ヤマハマシンを擁するMotobox Kremer Racingに加入したこの快速ドイツ人ライダーは、7月19~21日に開催される"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会で初めて日本でレースを戦う。ドミニク・ビンコン選手(32歳)は、我々のインタビューにこう答えてくれた。


Q:2024年シーズンは、あなたにとって新しいマシン、新しいチームとなるが、移行はうまくいっている?
A:ヤマハマシンには本当に満足しているよ。特にスパでの長くて速いコーナーでの旋回性がとても良かった。その一方で、BMWマシンは、本当にパワフルだったから、スパのようなサーキットでは助けになるけど、スパでのテストでも、BMWのファステストラップとヤマハのファステストラップはそれほど変わらなかったんだ。我々は、小さなプライベートチームだけど、とても良いチームなんだ。ルマン前のテストは1回だけだったけど、スパ前のルマンではヤマハマシンに乗るのは3回目だった。でも24時間も乗れば、バイクのことは大体理解できるよ。ハーフェネガー・レントレーニングのトラックデイでは、僕はBMW、ヤマハ、ホンダを使用しているから、バイクを乗り換えることはそんなに難しいことではないんだよ。あと、コースのいくつかのポイントでどのバイクが優れているかを知っていれば、自分のバイクのどこが足りないのか、どこを改善する必要があるのかがわかるから、より簡単にバイクを改善することができるという利点もある。その点ではいつも役に立っているよ。

Q:ドイツ人ライダーとして、ドイツのチームでドイツ人のチームメイトと共に戦うことは、どのような違いを生むのだろうか?

A:みんなが同じ言葉を話しているから、少しは精神的に楽なのかもしれないね。でも、チームにはフランス人もいるから、結局は英語で話しているから、そんなに大きな違いはないんだ。ライダー、チームマネージャー、その他数人はドイツ人だけど、その他何人かはフランス人だから、言葉はその中間で、英語で話すことはみんなにとってそんなに難しいことではないんだよ。

Q:今季はマルコ・フェッツ選手とダニエル・ルービン選手とチームを組んでいるけど、ライダーとして、チームメイトとして、彼らはどんな感じ?

A:超簡単だよ。マルコとは昔から一緒にサーキットを走っていて、よく知っているし、IDMでも一緒だったんだ。ダニエルとはあまり接点がなかったけど、彼はとても気さくな男だから、一緒に仕事ができてうれしいよ。本当にいい感じだと思うよ。

Q:次は鈴鹿8耐だけど、どのくらい興奮している?

A:鈴鹿は、完全に初めてだから、絶対に素晴らしい経験になると思うんだ。
超楽しみだよ。本当に楽しみにしているんだ。僕は、世界耐久選手権で10年近くレースをしているけど、2019年にはマレーシアでレースがあったから、アジアでのレース経験はあるんだ。あそこでのレースも最高だったけどね。小さい頃からプレイステーションで大好きなサーキットだったからね。プレイステーションで鈴鹿をたくさん練習したよ。トップ10に入るのは難しいことだとわかっているけど、レースを本当に楽しみたいと思っているよ。昨年、チームも鈴鹿に参戦し、ポイントを獲得しているから、可能性はあると思っているよ。それが僕らにとっての目標だし、できるだけ多くのポイントを集める必要があるからね。

Q:EWCに参戦していないときは、何をしている?

A:耐久レースで素晴らしい歴史を持つポルシェで働いているんだ。でも、レース部門ではなく、組み立てを担当しているんだけどね。まったく違う仕事だけど、この仕事が大好きだし、素晴らしいクルマと素敵な人たちと一緒にこの会社にいられることが本当に幸せなんだ。僕はエンジニアとして働いているから、レースのための休暇、特に鈴鹿への大きな遠征はそう簡単ではないんだけど、そんなことを許してくれるこの会社には本当に感謝している。忙しいけど、自分の仕事が好きなら、そんなことは問題にならないんだ。

"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会は、7月19~21日に開催される。チケット購入方法など、イベントに関する詳細はこちら

情報提供元 [ FIM EWC ]

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