ベルギーオートバイ界重鎮のステファン・メルテンス氏が今週土曜日に開催されるFIM世界耐久選手権第2戦、スパ8時間EWCレースの公式スターターに任命された。
1995年と2002年にそれぞれホンダとスズキのマシンでEWCチャンピオンに輝いた65歳のメルテンス氏の輝かしい経歴には、ベルギー人として初めて優勝したボルドール24時間レース1990年大会と同年のルマン24時間レースでの優勝も含まれている。
パリ生まれのメルテンス氏は、母国で何度もチャンピオンに輝き、250ccGPレースでも成功を収め、FIMスーパーバイク世界選手権では11回の優勝を飾った。
メルテンス氏は、ベルギーで最も成功したオートバイレーサーの一人であり、FIM世界耐久選手権で2度優勝しているため、EWC第2ラウンドに先立ってグリーンフラッグを振るのに最適な候補者と言える。
「仕事ではないよ。オーガナイザーからこのような機会をもらえたことは名誉なことなんだ。私のことを選考に入れてもらえたこと自体がとても嬉しいよ。 」とメルテンス氏は語った。「もちろん、スパ・フランコルシャンにいること自体が別なことで、前はリエージュ24時間という名前だったんだけど、子供の頃、リエージュ24時間レースを見ていて、レースに出ることが若いころの夢だったんだ。
スパEWCの英雄メルテンスにとって仕事ではなく名誉メルテンス氏は、スパ8時間EWCレース第1回大会の開始を告げる任務は「仕事ではなく名誉だ」と語る。私はスパの森の中でテントの中で寝ていたけど、レーサーになることを夢見ていたよ。そして、ついにレーサーになることができたんだ。GPやワールドスーパーバイクにも出場したけど、スパ・フランコルシャンの24時間レースでも3回優勝したことがるんだ。」
メルテンス氏は、こう続けた。「私は今でも[スポーツに]関わっているし、以前はEurosportのレポーターを務めていたこともある。2年前には(スパ24時間EWCレース)のピットレポーターも務めていたけど、今回は旗を振ることになったね。私はこれを本当に嬉しく思っているんだ。これは私にとって、観光客としてではなく、レースの内部に関わることができる機会なんだ。主催者としては、スパ・フランコルシャンの歴史に私のような人間を巻き込んでくれるのは嬉しいことでもある。それと、このとても素晴らしい特別なイベントをより多くの人に見てもらえるよう、私のフェイスブックページなどでプロモーションができることも私の喜びでもあるんだよ。」「いや、本当にもう終わりにしたんだよ。特に65歳になったばかりの今では、自分の体調がベストなレベルに戻ることができないことに気づいたからね。
今週土曜日の午後、グリーンフラッグを振るよりもバイクに乗りたいかとの質問に対し、メルテンス氏は次のように答えた。私は今でもクラシックレースに参加して、楽しんでいるけど、怪我をした後は、再び体調を整えて良いレベルでレースを楽しむのがかなり難しくなり始めているんだ。私は旗を掲げることは楽しむけど、レースには参加しないよ。実は2年前、私はまだそれをできるかどうか考えていたんだけど、それにはあまりにも多くのサポートが必要で、多くの時間が経ったことに気づいたよ。昔から知っている多くの人々に会えて、エンデュランスモーターサイクルスポーツの進化に携わることができているだけでも幸せなんだ。」
ハリウッド俳優のノーマン・リーダスは、4月にEWCシーズン開幕戦のモト24時間レースで公式スターター任務を果たした。。
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情報提供元 [ FIM EWC ]