FIMスーパースポーツ世界選手権でタイトル獲得の経験を持つランディ・クルメナッハ選手は、そのキャリアにおいてその他多くの成功を収めてきた。しかし、FIM世界耐久選手権への参戦は、まだわずか2戦にとどまり、Tati Team Beringer RacingのEWCライダーとしてのキャリアはまだ浅い。2024年シーズンの第2戦が6月6~8日に開催されるスパ・フランコルシャン・サーキットは、スイス人ライダーのクルメナッハ選手(34歳)にとって、未知の領域でもある。

Q:2024年シーズンからTati Team Beringer Racingがホンダマシンにスイッチしたことで、EWCでの新シーズンは、ニューマシンと共に幕を開けた。そんな中、ルマン24時間レースは、あなたにとってどうだった?
A:ルマンは、確かに難しいレースだったけど、ニューマシンでの初レースだから難しくなることは初めから分かっていたよ。 たくさんテストすることもできるし、何でもテストすることもできるけれど、最終的には、レース自体が、このマシンで何をすべきかを本当に学ぶ唯一の方法なんだ。僕たちは、まだまだ多くのことを学ぶ必要があったし、問題もいくつか浮上したけど、それもすべてゲームの一部だと思っているよ。 ホンダは、大きなポテンシャルを持っているけど、そのポテンシャルを発揮するためには、もっと多くのテストとレースが必要だよね。チームは、一生懸命やってくれているし、長年のレースで培った経験もあるから、スパではいいステップを踏むことができると思っているよ。

Q:ルマンでは極寒の天候に直面したけど、特に夜は大変だったのでは?
A:寒くなることはわかっていたけど、5周走ったあと、さらに30周走らなければならないときに手がこんなに冷たくなるとは思ってもみなかったよ。特に2回目のスティントは、本当に辛かった。僕は、ボックスに入った後、泣いてしまったんだ。僕のことを少し知っている人は、僕がほとんど泣かないことを知っていると思うんだけど、我慢できなかったんだ。手の感覚がないことを完全に無視しなければならなかったから、集中力をキープするのが大変だったんだ。ただプッシュすることだけを心がけたんだけど、それでもハードブレーキングをする時は、大変だったよ。彼女が24時間ずっと僕をサポートしてくれて、僕がライディングに集中できるようにいろいろと配慮してくれたんだ。次回は、冬用のグローブを用意して、準備しておかないとね。」

Q:次はスパ8時間EWCレースだけど、気温の極端な変化がないことを願っている。スパでのレース経験は?
A:いいえ。スパでレースをしたことはないけど、子供の頃、4歳くらいのときに両親と一緒に行ったことはあるんだ。そのことは覚えているけれど、それから一度も来ていないんだよね。超ハイスピードコースは、いつも僕に合っているから、そこでは速く走れると思っているよ。もちろんコースをよく分かっていないから、初日からは難しいかもしれないけど、僕は、とにかく新しいチャレンジが好きなんだ。 ホンダマシンは、高速コーナーでの速さを持っているから、少しは楽になると思っているけどね。でも、僕は、もっとこの新しいコースを学ばないといけない。僕は何年も、オンボードビデオを見たり、コースを歩いたりして、コーナーのひとつひとつを記憶しているから、このサーキットのことはすでにかなりのことを把握していると思っているよ。

Q:過去2シーズン、24時間レースとして開催されてきたスパは、2024年から8時間レースとなるけど、どんなレースになると思う?
A:僕にとっては初めての8時間レースになるんだ。どんなレースになるかは、すでに何度も想像したよ。もちろん、さらにプッシュするから、とても速いレースになるだろうね。レース展開次第では、チーム戦略として、2スティントを連続して走る可能性もあるよね。でも、僕にとってはまったく新しい経験になると思っているよ。

Q:結果という点では、目標は?
A:それを言うのは本当に難しいんだ。ルマンではたくさんのチームがクラッシュしたよね。僕たちの結果は、とって良かったと思っているけど、もし全員が完走するようなレースで、そんな中でフォーミュラEWCでまた5位に入ることができれば、ルマンからさらに大きな一歩を踏み出すことができると思っているんだ。

スパ8時間EWCレースは、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで6月6~8日に開催される。チケット購入方法など、イベントに関する詳細はこちら

情報提供元 [ FIM EWC ]

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