元ワールドスーパーバイクのライダーのアレッサンドロ・デルビアンコ選手が、2024年シーズンに向け、未だ調整中だったPit-Lane EnduranceのEWCライダーラインナップに加わることが発表された。このことを「大きな夢」の実現だと、イタリアのスターライダーは語る。
デルビアンコ選手は、このヤマハマシンを駆るFIM耐久ワールドカップ参戦チームに在籍していたチリ人ライダー、マキシミリアン・シャイブ選手の後任として指名された。彼は、フィンランド人ライダーのエメリ・ラハティ選手、フランス人ライダーのエンツォ・ブーロム選手、ベルギー人ライダーのルカ・デ・ヴリーシャウエル選手とともに、来週フランスで開催されるルマン24時間レースに参戦する。
デルビアンコ選手(26歳)は、こう語る。「僕は、耐久レースがとても大好きだったから、EWCに参戦するということは、僕の大きな夢でもあったんだ。今年は、Pit-Lane Enduranceでフルシーズンを戦うことになったけど、昨年のボルドール24時間レースでは、(OG Motorsport World Endurance Teamから)ワイルドカードを獲得して、自分のグループでポールポジションを獲得したんだ。決勝レースでは、表彰台争いを繰り広げたんだけど、午前中にエンジンを壊してしまった。」
ポール・リカール・サーキットで開催されたボルドール24時間レースでは、デルビアンコ選手は、EWCへ参戦するライダー達が直面する苦い経験を味わったが、今度のルマン24時間レースでは、ブガッティ・サーキットのレーシング・コンディションを初めて体験することになる。
「コースは素晴らしいけど、天候は味方してくれないかもしれないね。」と、デルビアンコ選手は語った。「でも大丈夫。24時間レースとしてはとても難しいかもしれないけれど、トライしてみるよ。」
「夜のボルドールも素晴らしかったし、ここ(ルマン)も多くの人が集まるから、きっと素晴らしい経験になると思うよ。」
僕たちのチームは、本当に素晴らしいライダーを擁する良いチームだから、表彰台を目指して頑張るよ。僕たちは、みんな速いライダーなんだから当然だよね。」
写真:Facebook.com/aledelbianco52
情報提供元 [ FIM EWC ]