2024年シーズンへの参加チームにTeamracing85が加わり、スーパーストックをベースとするFIM耐久ワールドカップへの関心が高まり続けている。
フランスのフォントネ・ル・コントを拠点とするTeamracing85は、2023年シーズンにルマンとスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されたEWCレースに参戦した。
現在、EWCへの参加を拡大し、ポール・リカール・サーキットで開催されるシーズン決定戦のボルドール24時間レースを含め、FIM耐久ワールドカップ2024年シーズンの3大会への参戦を計画している。
2024年シーズンに向けて、Teamracing85は、経験豊富なイタリア人ライダー、クリスチャン・ナポリを確保し、さらにヨハン・フランマン選手、ユーゴ・ジラルデ選手、ティボー・シュミット選手のフランス人トリオを新たに起用した。
チームは、新型カワサキ ZX-10Rにダンロップタイヤを装着し、来月スペインで来季に向けたテストを予定している。ダンロップは、FIM耐久ワールドカップのオフィシャルタイヤサプライヤーである。
クリスチャン・ナポリ選手(36歳)を起用することで、Teamracing85は、フォーミュラEWCとスーパーストックの両レベルでEWCの血統を持つライダーを起用することができる。実際、このライダーは、2023年にカワサキからヤマハのマシンにスイッチしたMotobox Kremer RacingでフォーミュラEWCクラスにステップアップし、参戦している。そして今、スーパーストッククラスへとカワサキマシンへの復帰を準備している。
「Teamracing85の一員になれて本当に幸せだよ。FIM世界耐久選手権2024年シーズンのスーパーストッククラス参戦に向けて準備万端だし、今から楽しみでしょうがないよ。すぐに僕を居心地良くしてくれた情熱的な仲間たちに感謝したいね。僕たちのシーズンは、スペインでの最初の冬季テストから1ヵ月も経たないうちに始まるんだ。」
Teamracing85は、ルマン24時間レースとポール・リカール・サーキットで開催されるボルドール24時間レースのEWC24時間レース2大会では、4人のレースライダーをエントリーさせることができるという2024年新レギュレーションをうまく利用している。
情報提供元 [ FIM EWC ]