波乱に満ちたFIM世界耐久選手権2023年シーズンは終わりを告げた時、Yoshimura SERT Motulは、シルバン・ギュントーリ選手のスズキでの最後のEWC参戦となるボルドール24時間レース(2023年9月16-17日)に、2023年シーズンを良い形で締めくくるべく、強い決意とともに参戦した。

ギュントーリ選手が体調を崩した後、グレッグ・ブラック選手とエティエンヌ・マッソン選手の二人が、最後の9時間を戦ったにもかかわらず、Yoshimura SERT Motulは、圧倒的な差をつけて見事勝利。日曜日の朝、ミストラル・ストレートの終点で転倒した8人のライダーのうちのひとりがブラック選手だったにもかかわらず、だ。

イギリス生まれでフランス人ライダーのるブラック選手(35歳)は、Yoshimura SERT Motulのボルドール優勝を受けてこう語った。「今シーズンは、かなりハードな戦いだったけど、僕たちは、常にいいパフォーマンスを発揮してきたと思っているよ。チームもチームメイトも素晴らしい仕事をしてくれたからね。このレースもハードな1戦だったけど、なんとかペースを掴んで、優勝を勝ち取ることができた。本当にうれしいよ。」

彼はこう続けた。「特に僕にとっては、山あり谷ありのレースだったよ。ウェットでスタートし、 夜が明けた頃クラッシュして、 ダブルスティントをこなし、 今朝、追突される可能性のある場所で、また転倒した。要するに、このレースは、決して楽なものではなかったけど、なんとか、勝利という結果で締めくくることができた。素晴らしい仕事をしてくれたチームメイトとテクニカルチーム全員に感謝したいね。」

表彰台を争った"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会での転倒から1カ月あまり。ブラック選手は、ボルドールで見事優勝を飾り、 通算3勝目を記録した。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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