ケニー・フォレイ選手は、ポール・リカール・サーキットで行われたフランス・スーパーバイクレースで、ボルドール24時間レース序盤での陥落を払拭し、2連覇を達成した。

フォレイ選手は、Tecmas-MRP-BMW Racing Teamの一員として、先月のFIM耐久ワールドカップの最終決戦でダンロップ・スーパーストック・トロフィーのポールポジションを獲得したが、EWCボルドール24時間レースの序盤でテクニカルトラブルによりリタイアを喫した。

しかし、そのレースから数週間後、フォレイ選手がル・カステレのコースに戻った時には、その苦い経験をすべて払拭し、2レース中の第1レースで2位を獲得。そのポイントにより、2017年、2022年に続く3度目のチャンピオンに輝いた。

「とても面白いシーズンだったね。」と、フォレイ選手(39歳)は語った。「ディフェンディング・チャンピオンとしてレースに参加することは、いつだって気分のいいことなんだよ。だけど、シーズンスタートは、簡単ではなかったんだ。開幕戦では、不運に見舞われて、最初の4レースはあまりうまくいかなかったんだ。だけどそれ以降は、すべてがうまくいったんだ。
多くのレースで勝つことができた。ミスを犯したのは、マニクールでの転倒の時だけだった。
そこで、数ポイントを取り損ねたけど、その後は、また勝つことができた
僕は、マイク・ディ・メリオに9ポイント差をつけて最終戦を迎えたんだけど、 彼は、第1レースでミスを犯してしまったね。だから、最終レースの前にタイトルを手にすることができたんだ。」

「Tecmasチームは、シーズンを通して本当に素晴らしかったと思うよ。みんなが協力し合って、スピリットも完璧だったからね。そして、BMW M 1000 RRも本当に素晴らしかった。再びタイトルを獲得できたことは、チーム全体にとっても、BMWにとっても、そしてタイヤ・パートナーのミシュランにとっても素晴らしいことだと思っているよ。協力してくれたすべての人に感謝したい。」

BMW Motorrad World Endurance TeamのEWCラインナップに名を連ねるジェレミー・ガルノニ選手も、MDSチームのBMW M1000RRを駆り、フランス・スーパーバイク最終戦で表彰台に上った。彼は、第1レースを3位で終えたが、第2レースで転倒。最終的に総合5位となった。

一方、ボルドールでのマシントラブルによりFIM世界耐久選手権のタイトルを逃したF.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオ選手とアラン・テッカー選手は、フランス・スーパーバイク最終ランキングでそれぞれ2位と3位に入った。

情報提供元 [ FIM EWC ]

おすすめの記事