究極のライダーとチームを決めるレース、FIM世界耐久選手権2024年シーズンが、来年4月にルマン24時間レースで幕を開ける。
4月18~21日に開催されるルマン24時間レース第47回大会は、フォーミュラEWCクラスが主役のFIM世界耐久選手権2024年シーズンと、ダンロップタイヤを装着するスーパーストッククラスが主役のFIM耐久ワールドカップ2024年シーズンの開幕戦となる。
また、このイベントは、サーキット場での観戦やテレビ、オンラインで観戦する世界中のファンにとって、すべての要素が集約されたEWCというスリリングな光景を目の当たりにする2024年最初の機会となる。
プロモーターであるWBD SportsのEWCシリーズ・ディレクター、ジャン・バティスト・レイ氏は、「新シーズンを最高の形でスタートさせることは、常に重要であり、ルマン24時間レースに勝るイベントはない。」と語っている。「ルマン24時間レースは、伝説的なサーキット場で開催され、世界的に高い評価を得ているイベントであるだけでなく、主催者であるAutomobile Club de l'Ouestは、素晴らしいスペクタクルと観客体験を提供するためにたゆまぬ努力を続けています。我々は、彼らとの長期的なパートナーシップを継続できることをうれしく思っており、すでにイベント開始までの日数を指折り数え、楽しみにしております。」
EWCの幕開けを飾るのは、13.626kmのラ・サルト・サーキットではなく、4.185kmのブガッティ・サーキットで行われるのが伝統だ。ブガッティ・サーキットには、ルマンで有名となったスタート/フィニッシュストレート、ダンロップエッセ、フォードシケインがあり、さらにツイスティなインフィールドセクションもあるため、休息はほとんどない。また、ライダーは、日照時間が短いことや、夜間や早朝は気温が下がることも考慮しなければならず、その攻略の難しさには、拍車がかかる。
第1回ルマン24時間レースは、1978年に開催され、フランス人ライダーのジャン・クロード・シュマラン選手とクリスチャン・レオン選手がホンダマシンを駆り、優勝に輝いたが、ACOは、1912年にバイクのレースを初めて開催している。ブガッティ・サーキットが開設された1966年9月よりもずっと前のことである。
F.C.C. TSR Honda Franceは、2011年以来最高となる77,200人の観客動員数を記録した今年のルマン24時間レースを、昼夜にわたって繰り広げられたエキサイティングな展開を経て、見事優勝を飾った。
2023年大会より1週間遅い開催となる2024年大会では、ACOは、すべての来場者がよりアクセスしやすく、常に安全で安心だと感じられるようにすることに重点を置く計画を立てており、さらに、ファン体験を向上させるためのいくつかの施策を導入する予定でいる。詳細は、10月末のチケット発売開始時に24h-motos.comで発表される。
FIM世界耐久選手権2024年シーズンの全レーススケジュールと詳細については、追って発表される。
情報提供元 [ FIM EWC ]