FIM世界耐久選手権で表彰台を獲得した経験を持つフロリアン・マリノ選手が、今週末のモーターランド・アラゴンで開催されるMOTUL FIMスーパーバイク世界選手権に招集された。
先週末、ポール・リカール・サーキットで開催されたEWC2023年シーズン最終決戦に、ベルギーチームのKM99から参戦し、完走したばかりのマリノ選手(30歳)は、EWCで優勝経験を持つKawasaki Racing Team WorldSBKのアレックス・ロウズ選手の代役を務めることとなった。
ロウズ選手は、膝の手術を受けたため、ティソ・アラゴン大会には出場できず、KRTのテストライダーであるマリノ選手がその代役に抜擢された。
「まずは、友人であり同僚ライダーでもあるアレックス・ロウズの早い回復を祈るよ。
彼は、さらに強くなってレースに戻ってくると思うよ。
KRTのテストライダーとして、素晴らしい機会をもらったよ。」
「この週末は、カワサキ ZX-10RRへの理解をさらに深めるのにも役立つだろうし、あと、テクニカルクルー達と一緒に仕事をするのが楽しみだよ。
個人的には、あまり欲張りたくはないんだけど、ただ関係者のためにこのチャンスを最大限に生かそうと思っているよ。
KawasakiとProvec Racingの信頼に感謝したいね。」
KRTのギム・ロダ監督は、こう語ってくれた。「今回、フロリアンにチャンスを与えることにした。
彼はすでにKRTのテストライダーを務めているから、アラゴンで走り、実際のレースコンディションでマシンを開発するためのデータを収集し続けると思う。
冬の間、彼は、トップレベルのマシンをテストし続けなければならないから、彼がどのようなリズムで走ることができるかを見るにはちょうどいいんじゃないかな。」
また、ボルドール24時間レースに出場したロリス・バズ選手とイサック・ビニャーレス選手も、モーターランド・アラゴンでレースに参戦する予定だ。
そして、今シーズン序盤のルマン24時間レースと"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会にもそれぞれ参戦していたフィリップ・エットル選手とチャビ・ビエルゲ選手も、ティソ・アラゴン大会にエントリーしている。
情報提供元 [ FIM EWC ]