エティエンヌ・マッソン選手は、Yoshimura SERT Motulのチームメイトとともに、FIM世界耐久選手権2023年シーズンをボルドール24時間レースの表彰台の頂点で終えるべく、「100%で挑む」と約束した。

マッソン選手と共にスズキマシンを駆るグレッグ・ブラック選手とシルバン・ギュントーリ選手は、今EWCシーズンで、未だ表彰台獲得を成しえておらず、EWCで厳しい戦いを強いられている。

今月初めに行われた"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会で、3位以内が確実視されていたが、ブラック選手のクラッシュにより、表彰台を逃した。とても悔しい思いをしたというマッソン選手は、来月開催されるポール・リカール・サーキットで、この悔しさを晴らすために、全力を尽くすことを誓った。

「鈴鹿では、ようやく運が味方してくれると思ったんだけど、そうならなかったね。ボルドール24時間レースでは、運が味方してくれることを願うよ。そのために、僕たちは、100%で挑むつもりだよ。」

ギュントーリ選手もこう語ってくれた。「今シーズンは、本当にアンラッキーだったね。でも、まだ1レース残っているから、最後まであきらめずに戦うよ。」

チームのダミアン・ソルニエ監督は、「ヨシムラと日本にいたすべてのスタッフのために、トロフィーを獲得することができなかったのは、本当に辛かったよ。」と語る。「今シーズンを最高の形で締めくくるためにも、トロフィーをボルドールから持ち帰らなければならないんだ。」

FIM世界耐久選手権2023年シーズン最終決戦となるボルドール24時間レースは、9月14~17日に開催される。マッソン選手は、昨年の100周年記念レースで3位に入賞したWebike SRC Kawasaki Franceのメンバーだった。それ以前の2016年と2019年でも、ブラック選手とともに優勝チームの一員だった。

一方、ブラック選手は、ギュントーリ選手と引退したザビエル・シメオン選手とともに2021年大会を制し、Yoshimura SERT Motulが、FIM世界耐久選手権のチームタイトルに近づいた。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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