FIM 世界耐久選手権ファミリーは、昨日(水曜日)亡くなった埜口 遥希選手を偲んでいる。

埜口選手は、8月13日にインドネシアのプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキットで開催されたFIMアジアロードレース選手権第4戦で事故に遭い、重傷を負った。医療関係者の懸命の治療にもかかわらず、野口は8月16日にこの世を去った。22歳だった。

埜口選手は、今月初め、EWC"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会で、SDG Honda Racingのチームメイトである浦本 修充選手、名越 哲平選手とともに2位表彰台を獲得した。

その結果を受け、3スティントを走った埜口選手は、こう語ってくれた。「レースウイークにチームに合流して、名越選手と浦本選手に助けられながら、初めての鈴鹿8耐に出場することができた。雨のなかでも順位を上げることができた。とてもいい経験になったよ。チームとチームメイトに感謝したい。」

SDG(昭和電気グループ)のサポートを受け、2021年には全日本ロードレース選手権ST600クラスで優勝、2022年にはアジアロードレース選手権(ARRC)のアジアスーパーバイク1000で準優勝を飾った。

2023年シーズンでは、タイのブリラム・インターナショナル・サーキットで開幕2連勝を飾り、ARRC暫定ランキング2位に着けていた。

埜口選手の両親は以下の声明を発表した:「遥希は、5歳からオートバイに乗り始め、私達家族に多くの感動と喜びを与えてくれました。今まで遥希を支え成長させてくれた多くの仲間やチーム、応援していただいた皆様に、感謝申し上げます。」

FIMアジアからの声明にはこうある。「FIMアジア会長および理事会、Two Wheels Motor Racing、そしてFIMアジアロードレース・ファミリーは、埜口 遥希選手のご家族、ご友人、愛する方々に心より哀悼の意を表します。」

FIM世界耐久選手権コミュニティは、埜口 遥希選手の逝去を深く悲しみ、この才能あるライダーを知り、愛したすべての人々のことを思っています。

写真:Honda Racing

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