"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会の予選2回目が行われ、YAMALUBE YART Yamaha EWC Official Teamは、ブルーライダーのニコロ・カネパ選手、イエローライダーのマービン・フリッツ選手、レッドライダーのカレル・ハニカ選手がそれぞれのセッションでトップタイムを記録した。
予選2回目の概要は以下の通り。また、午後のトップ10トライアルに参加する10チームの確定は、この後に行われる。
ニッコロ・カネパ選手は、ブルーライダーのセッションの冒頭、第1コーナーで秋吉 耕佑選手と接触しそうになったが、セッション残り7分のところで、トップタイムを記録していた長島 哲太選手を抜き、トップに浮上。Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamの記録した2分05秒948は、ライバルとなるTeam HRC with Japan Postのタイムを0.287秒上回り、そして、Astemo Honda Dream SI Racingの水野 涼選手がカネパ選手から0.782秒遅れのタイムを記録し、トップ3を構成した。スズキチームのYoshimura SERT Motulは、グレッグ・ブラック選手が4番手タイムをマーク。SDG Honda Racingの浦本修充がこれに続いて、トップ5に入った。BMW Motorrad World Endurance Teamのマーカス・ライターバーガー選手は、セッション終了間際の第2カーブで転倒。OSHI Racing Hondaの黒木 玲徳選手も、セッション序盤のヘアピンで転倒した。
イエローライダーのセッションでは、Yoshimura SERT Motul Suzukiのシルバン・ギュントーリ選手が2分06秒283でトップタイムをマークしていたが、残り5分を切ったところでマーヴィン・フリッツ選手が2分05秒857を記録し、トップに立った。そして、フリッツ選手は、その後の走行で、2分05秒845までタイムを縮め、Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamが、ブルーライダーグループでのニッコロ・カネパ選手の活躍に引き続き、トップタイムを記録した。Honda Dream RT Sakurai Hondaの日浦 大治朗選手が3番手、Team Kodamaの長尾 健吾選手が4番手、5番手には、Team HRC with Japan Postの高橋 巧選手が入り、トップ5を構成した。
また、カレル・ハニカ選手がレッドライダーグループの予選2回目でもトップタイムを記録し、Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamがクリーンスイープを達成した。チェコ人ライダーのハニカ選手のベストラップは、2分05秒870で、2位の榎戸 育寛選手(TOHO Racing、ホンダ #104)のタイムを1.072秒上回った。今回EWC初参戦となるTeam HRC with Japan Postの世界スーパーバイクライダー、チャビ・ビエルゲ選手が3番手、スズキチームのS-PLUSE DREAM RACING -ITECのマルセル・シュロッター選手が4番手、SDG Honda Racingの國井 勇輝選手がこれに続いた。ジョシュ・フック選手の代役として、急遽、F.C.C. TSR Honda Franceに召集されたタラン・マッケンジー選手は、S字コーナーで転倒したが再スタートをきった。KM99のバスティアン・マッケルズ選手も、第2カーブでヤマハマシンを転倒させてしまった。
情報提供元 [ FIM EWC ]