Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamのカレル・ハニカ選手は、水曜日に行われた"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会の非公式テストを終え、期待度に対して冷静に対処していると語った。
ハニカ選手とチームメイトのニコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手は、2分06秒778のトップタイムをマーク。2022年の鈴鹿の勝者であり、前評判も高かったTeam HRC with Japan Postのタイムを上回った。
チェコ人ライダーのハニカ選手は、「(最速タイムを記録することは)チームの雰囲気やメンタリティにとって良いことだけど、ホンダファクトリー(Team HRC)と比べて時の自分たちのポジションはわかっているつもりだよ。僕たちが劣勢なのは、間違いないからね。彼らは、ここで多くの経験を積んでいるし、スピードもとても速いからね。基本的には、自分たちのことに集中しているんだ。自分たちにできる仕事をすれば、いい結果を残せるはずだから。それがチャンピオンシップにとって、一番重要なことなんだよ。」
Yamalube YART Yamaha EWC Official Teamは、2023年シーズン第3戦を前に、FIM世界耐久選手権チーム部門において、ディフェンディングチャンピオンのF.C.C. TSR Honda Franceに1ポイント差をつけてトップに立っている。「鈴鹿で初表彰台を狙うことと、ポイントアドバンテージを維持することのバランスをどう取るのか。」という質問に対し、ハニカ選手は、「悲願であるEWCタイトルを優先するよ。」と答えた。
「正直なところ、メインは、上位に入って、チャンピオンシップポイントを獲得することなんだ。それが今シーズンの目標だからね 。」と27歳のハニカ選手は語った。「でも、チームの目標はもちろん、鈴鹿で表彰台に立つことでもあるんだ。まだ実現していないからね。それがチーム全員の夢なんだよ。」
ハニカ選手は、「灼熱の鈴鹿の中でも、水曜日の走行は、特にきつかった。」という。 「特に昨日は、僕がバイクに乗った中で一番暑い日だったよ。長距離を走ると本当に厳しいね。でも、みんなにとっても辛いことであることは間違いないからね。」
彼は、こう続けた。「マシンとチームとのフィーリングはとても良かったよ。僕たちは速かったし、リーダーボードの上位にいた。それはとても重要なことだからね。まだマシンのセットアップが完璧ではないから、明日のセッションでいくつかの部分を改善する必要があるけど、でも全体的なパフォーマンスには満足しているよ。あとは1時間のスティントを乗り切る方法を見つけるだけだね。」
情報提供元 [ FIM EWC ]