FIM世界耐久選手権スーパーストック・トロフィーのオフィシャルタイヤサプライヤーであるダンロップの新商品「ダンロップ トレイルマックス レイド」は、オンロード50%、オフロード50%を想定し、ダンロップの幅広いアドベンチャーライド・ツーリングシリーズとオフロード部門の専門知識と技術を融合させた新製品だ。

中型デュアルスポーツから大型アドベンチャーバイクまで、幅広いバイクに対応し、優れたオフロード性能と安定性、ウェット性能とアドベンチャーツーリング性能を提供する。

ラリーレイドの流れを汲むデザインと最先端のロードタイヤ技術の融合トレイルマックス レイドのデザインは、ダンロップの純オフロードラリーレイドタイヤであるD908 RRをモチーフにしており、トレッドに配置された際立ったブロックが特徴的なタイヤだ。トレイルマックス レイドでは、ブロック間のギャップを小さくし、リアタイヤは、大きめのセンターブロックによって、走行時の高いバンク角でのグリップを確保し、重量級モデルのハンドリングと安定性を向上させるため、ブロックとブロックの間にバーが設けられている。

このオフロード用トレッドパターンは、ダンロップのプレミアムオンロードタイヤに搭載されている最新テクノロジーと組み合わされている。その内容は以下の通りである。

*ダイナミック・フロント・フォーミュラ: ダイナミックフロントフォーミュラ:ダンロップの経験を結集し、独自の断面形状とケーシングデザインにより、信頼感を与えるフィーリングと最適なフロント/リアバランスを実現している。

*ハイシリカ コンパウンド:シリカ充填比率を高めることにより、低温時のコンパウンドの柔軟性を高め、ウェット路面でのグリップと耐久性を向上させている。また、オフロード走行時に必要な特性とダンロップのトレイルロードタイヤの特性を融合させた、全く新しいコンパウンドを採用している。

*CTCS:ダンロップのカーカス・テンション・コントロール・システムにより、ケーシング幅全体に安定したテンションを与える。これにより、コンタクトパッチを最適化することができる。

*JLB:世界選手権で培われたダンロップのトレードマークであるジョイントレス・ベルトは、タイヤの耐久性と安定性を向上させている。

オフロードからツーリングまで:ダンロップは、オールアドベンチャーカテゴリーをカバーする。
このタイヤは、3年前の発売以来、アドベンチャーツーリングで高い人気を誇る「トレイルマックス・メリディアン」とともに、ダンロップのトレイルタイヤシリーズに位置づけられています。トレイルマックス・メリディアンは、オフロードを時折楽しむライダー向けに、トレイルマックス レイドは、より日常的なオフロード性能を求めるライダー向けに設計されている。

トレイルマックスシリーズは、トレイルマックス・メリディアンから純粋なオフロード用D908 RRまで、非常に製品ランインナップが多く、トレイル ミクスチャーを含むこのラインナップに、さらにTrailmax Raidが加わることで、アドベンチャーバイクに究極の多様化するライダーのニーズに応えられる。

Dunlop Motorcycle Europeのマーケティングマネージャーであるルカ・ダビデ・アンドレオーニ氏は、次のように述べている。「オフロード、アドベンチャーツーリング、スポーツツーリングの各セグメントで培った専門知識と技術を結集し、さまざまなコンディションで幅広いバイクの期待を上回る、真の50/50タイヤを作り上げることに成功した。トレイルタイヤ市場の他のどの部分よりも、オンロード/オフロードのセグメントが急速に成長しているため、トレードの観点からも、トレイルマックス レイドは重要な製品である。

ライダーの視点からは、トレイルマックス レイドは、濡れた路面でも安心できる性能を発揮し、オフロードでも優れたブレーキ性能とトラクション性能を発揮できるタイヤのため、期待以上のマルチな性能をライダーに与えるであろう。」

冒険の向こう側へ:セグメントを超えたタイヤ
トレイルマックス レイドの用意されているタイヤサイズは、従来のアドベンチャーモデルの枠を超え、中型デュアルスポーツからクロスオーバーモデル、そして大排気量のアドベンチャーツーリングモデルまでカバーしている。

トレイルマックス レイドは、19インチと21インチに対応するフロント3サイズと、17インチと18インチのホイールに対応するリア6サイズが用意されている。初期サイズは、現在発売中で、他のサイズは、2023年第2四半期中に発売される予定だ。

ダンロップは、6月16日から18日にかけてスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるEWC第2戦でも、さらなる成功を目指している。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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