Pit Lane Enduranceのライダー、ルカ・グリュンヴァルト選手がFIM世界耐久選手権初参戦に向け、順調に準備を進めている。一方で、チームメイトであるロブ・ハートッグ選手は、昨日ルマンで行われたプライベートテストでクラッシュし、ケガを負った。現在は回復に向かっている。

オランダ人ライダーのハートッグ選手は、このクラッシュで左肩と頸椎を骨折し、初参戦予定だったルマン24時間レースへの出場を断念せざるを得なくなった。

ハートッグ選手(31歳)は、我々にこう語ってくれた。「初めての世界耐久選手権をこんな形で諦めなければならないのは、もちろん、とても残念なことだよ。自分のミスでクラッシュしてしまったけど、技術を競い合うスポーツでは、起こりうることだからね。グラベルで、肩の違和感と首にきしみがあるのを感じたんだ。骨折は、安静にしていれば治るだるけど、回復には数週間かかるだろうし、EWCとIDMの両シーズンのスタートとしては、不完全燃焼になってしまったね。一刻も早くバイクに戻れるように頑張るよ。そして最後に、Pit Lane Enduranceがルマン24時間レースで成功することを祈りたい。

グリュンヴァルト選手(写真)はこう語った。「ルマンは、僕にとって初めての耐久レースだから、どんなことでも勉強しなければならないんだ。だけど、多くのチームや、他の選手権を通じて知っている優秀なライダーや本当にハイレベルなレースをしているライダー達がたくさんいるから、厳しいレースになりそうな事は解るよ。耐久レースは、確実に極限への挑戦なんだけど、家で見ている時、夜中にレースをしている人たちを見て、こんなことするんだと思いながら育ってきた。だけど、今遂にそのチャンスを得て、それに全力で挑む時が来たんだ。」

Pit Lane Enduranceは、ルマン24時間レースでFIM世界耐久選手権とダンロップ・スーパーストック・トロフィーのクラス優勝を目指している。ハートッグ選手の代役として、誰をグリュンヴァルト選手とマキシム・ペッリツォッティ選手のチームメイトに指名するかは、まだ発表されていない。

Original Source [ FIM EWC ]

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