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スピード感あふれた、しかし、不運だっ昨シーズンを終え、ニッコロ・カネパ選手は、FIM世界耐久選手権2023年シーズンでYAMALUBE YART Yamaha EWC Official Teamに幸運が訪れることを期待している。

ドイツ人ライダーのマービン・フリッツ選手とチェコ人ライダーのカレル・ハニカ選手、そしてスイス人ライダーのロビン・ムルハウザー選手とチームを組むイタリア人ライダーのカネパ選手(34歳)は、今シーズンに向けて大きな何かを考えているようだ。そのことについて彼は、次のようにインタビューに答えてくれた。

Q:2023年、どんなことに期待している?
「希望は、もう不運に見舞われないこと!僕たちには運が必要なんだ。というのも、僕たちは良いパフォーマンスを披露できていると思うし、勝つために必要なものをすべて持っているからね。僕たちには、素晴らしいチーム、素晴らしいバイク、素晴らしいタイヤ、素晴らしいチームメイトがあるし、戦う準備ももうできているんだ。あとは運だけなんだ。」

Q:準備は順調?
「ルマンの事前テストの前に3日間テストを行うんだけど、冬の間に耐久性をさらに向上させたマシンを見るのが楽しみだね。24時間レースに向けて、エンジンに問題がないかをチェックしたいと思っているよ。 それに、6ヵ月間もレースに出ていなかったから、ライダーとして調子を取り戻すために何週も周回を重ねて、またスピード感を取り戻す必要があるんだ。でも、24時間レースには問題なく間に合うよ。僕自身、かなりトレーニングを積んできたし、体調もいいし、準備もできているしね。ここ数年では、冬のテストで怪我をすることが多かった。前にはもっと厳しい状況もあった。去年の1月では、足首のネジとプレートが取れてしまって、再手術をすることになったからね。今年は3年ぶりに自分の思うような準備ができたから、元気に気持ちよくシーズンを迎えられそうだよ。」

Q:基本的な1日のトレーニング内容は?
「FIMスーパーバイク世界選手権にも参戦しているし、選手たちを指導したりしているから、そちらで仕事をしているときは当然、時間は少なくなるけど、普段は、2~3時間くらいサイクリングに出かけたり、ジムに通ったりして、足慣らしをしているんだ。

Q:ワールドスーパーバイクでの仕事は、助けになる?
「例えば、トプラク・ラズガットリオグルやアンドレア・ロカテッリのような素晴らしいライダー達と一緒に仕事ができるのは、いつも良いことだと思っているよ。彼らがどのように仕事をしているか、ガレージの中でどのように行動しているか、エンジニアとどのように仕事をしているか、彼らの情報や彼らのやり取り全てが、僕を大きく成長させてくれるからね。それに、テストをするときも、いい刺激になるんだ。」

Q:スーパーバイク世界選手権に参戦することに興味はある?
「公式的には何も計画していないよ。僕はコーチングとEWCの仕事に集中したいけど、もしも、シーズン中にヤマハ・スーパーバイクチームのライダーが負傷した時、僕はその代役ライダーでもあるんだ。願わくば、僕が必要とされることなく、選手たちが万全の体調で優勝争いに加わってくれることを祈っているよ。だけど、万が一、僕が必要とされる時は、つなぎやヘルメットなど一式をトラックに積んで、いつでも出発できるようにしておくよ。」

Q:EWCライダーラインナップが前シーズンと同じであることは、重要?
「それは絶対に重要。僕、カレル、マーヴィン、ロビンのチームは、前と同じだから、とてもいい感じなんだ。僕たちはずっと一緒だし、お互いをよく知りあっているから、とてもいい感じで常に同じ目標に向かって良い仕事ができていると思うよ。マシンのセッティングについても、いつも似たような意見だから、すべてがポジティブに受け止められている。苦楽を共にした仲間だから、いい思い出もたくさんあるしね。ただ、やっぱりこの仲間と一緒に耐久レースの世界タイトルを獲りたいね。」

Q:昨年のEWCで一番良かった瞬間は?
「鈴鹿8耐だね。鈴鹿はMotoGPやワールドスーパーバイクのライダーと一緒に走るから、とてもタフなレースなんだけど、EWCライダーにとっては、選手権のレベルを示す良い機会でもあるんだ。そんな中でも、僕たち全員が予選を速いタイムで通過できたし、レース中も僕たちの能力をちゃんと発揮することができて、表彰台争いに絡むことができたのは、僕にとって最高の瞬間だったんだ。残念ながら、表彰台には上がれなかったけど、それでも最高の思い出になったよ。」

Q:それに対して、リタイアする前にトップを走っていたスパは、最も残念な瞬間だったのでは?
「もちろん、スパは本当にタフなレースだった。だけど、ちゃんとしっかり戦えたし、スピードもあったからね。レース序盤にトラブルが発生したけど、しっかり挽回できたから、いい思い出になっているよ。」僕たちはとても速く走ることができたし、P1に戻れたことは、僕自身やチーム、そしてこのプロジェクトに関わるすべての人にとって、とても誇りに思えたことなんだ。スパではハードな一日、ハードな一夜を過ごしたけど、常に獣のようにプッシュし続けたんだ。これは本当に印象的だったし、自分たちのポテンシャルを発揮できた。重圧がかかったときに僕たちが何ができるかをみんなに示せたレースだったんだ。残念ながら、それが最後まで続くことはなかったけど、僕はこのレースでのパフォーマンスには満足しているんだ。それに、あのコースはとても素晴らしかったよ。」

Q:若い頃、尊敬していたライダーは?
「子供の時は、ロリス・カピロッシに憧れていたんだ。彼は、とてもバランスのとれたライダーで、常に速く、多くのことを成し遂げたよね。あの時、彼はGP500に参戦していて、それを見て応援していたのを覚えているよ。トロイ・ベイリスもその一人で、僕はトロイのレースを見て育ったんだ。僕がドゥカティのファクトリーチームでレースをしていた時、彼と同じガレージを使う機会があったんだけど、それは最高の思い出なんだ。彼の息子がレースをしているおかげで、ワールドスーパーバイクで彼に会うことができて、ラッキーだったね。彼と一緒に彼の素晴らしいキャリアを思い出すことができるのは嬉しいことだよ。」

Q:EWCのレベルはどの程度?
「とてもレベルアップしていると思うよ。毎年、多くのチームと速いライダーが参加してくるから、毎年レベルが上がっているんだ。ヤマハの新しいチームもあるし、ファクトリーチームはいつも強い。今年もさらにレベルアップすると思うよ。ライバルたちは準備ができていると思うし、厳しいシーズンになるだろうけど、最終的にその強いライバルたちを打ち負かすことができれば、とても満足できると思うんだ。」

FIM世界耐久選手権2023年シーズン・レーススケジュール最新版
第1戦(開幕戦):ルマン24時間レース(フランス、ルマン、ブガッティ・サーキット)2023年4月13日〜16日
第2戦:スパ24時間EWCレース(ベルギー、スパ・フランコルシャン・サーキット)2023年6月16日〜18日
第3戦:鈴鹿8時間レース(日本・鈴鹿サーキット)2023年8月4日〜6日
第4戦(最終戦):ボルドール24時間レース(フランス、ポール・リカール・サーキット) 2023年9月14日〜17日

ニッコロ・カネパ選手について:https://www.fimewc.com/driver/niccolo-canepa/

Original Source [ FIM EWC ]

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