ドイツチームのMotoBox Kremer Racingは、FIM世界耐久選手権2023年シーズンに向け、ライダーラインナップとタイヤメーカーを一新することとなった。しかし、その強いスピリットは、なんら変わっていない。

20年以上にわたってEWCのプライベートチームの頂点に君臨し続け、現在もフォーミュラEWCクラスでの勝利を目指して戦っているMotoBox Kremer Racingは、既存のフランス人ライダー、ジェフロイ・デハーイェ選手のパートナーとして、クリスチャン・ナポリ選手(イタリア)とダニエル・ルービン選手(ドイツ)を新たに起用した。

Motobox Kremer Racingは、EWC2022年シーズンのライダーであったドイツ人ライダーのステファン・ストローレン選手とオーストリア人ライダーのルーカス・ヴァルヒュッター選手に向け、その功績に感謝を伝えた。一方、チームのヤマハ YZF-R1には、新たにピレリタイヤが装着される。

「僕とは昔から知り合いで、本当に尊敬しているクリスチャン・ナポリ選手と、EWC初参戦で24時間レース初挑戦するダニエル・ルービン選手の2人の新しいチームメイトと共に、Motoboxファミリーは、新しい年、そして、新しいチャレンジを迎えることになったんだ。」と、今日(2月10日)に35歳を迎えたジェフロイ・デハーイェ選手は語った。「僕たちは、この挑戦を全力でやり遂げるために、彼にあらゆるアドバイスをするつもりだよ。ピレリタイヤを再び装着して、トップ10入りを目指したいね。そこに向けて、僕らも全力で頑張るつもりだよ。」

EWCスーパーストッククラスからステップアップし、Motobox Kremer Racingに加わったクリスチャン・ナポリ選手(35歳)は、次のように語った。「伝統的な耐久レースチームでありながら、どこよりも熱い想いを持っているこのチームの一員になれて、とても幸せだよ。数年前、『将来、一緒にレースを戦おう』なんて話をしていたんだ。EWCクラスで、ビッグネーム達と競い合うのが本当に楽しみだよ。僕はもともと単純なことが好きではないんだ。一生懸命トレーニングをして、シーズンに向けて準備しているよ。僕たちは、心強いチームメイトに恵まれた良いチームだから、すべてのレースで力を発揮できると確信しているんだ。鈴鹿には一度も行ったことがなくて、今回が初めてだから、とても楽しみにしているよ。でも、チームは何度も鈴鹿を走っている経験があるから、アドバイスが欲しいね。」

ダニエル・ルービン選手(24歳)は、こう付け加えた。「この新しいチャレンジを本当に楽しみにしているいんだ。僕は、2017年にスロバキア・リングでの8時間レースのライダーとして、このチームの雰囲気を味わっているんだ。だけど、その時、僕は、(ドイツの)IDM600クラスでとてもうまくいっていて、2018年では、タイトルを争っていたから、そっちに集中していたんだ。そして2020年、僕は、IDMスーパーバイクにステップアップしたんだ。良いスタートを切ったんだけど、その後、パンデミックが始まっちゃって、レースがキャンセルになったんだ。あと、両親の仕事が忙しくなってしまって、、。だけど、2022年に再びMotobox Kremerから連絡があって、EWC2023年シーズンで走るチャンスをもらうことができたんだ。このチャンスを与えてくれたチームに感謝して、最善を尽くしたいと思いるよ。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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