OG Motorsport World Endurance Teamは、FIM世界耐久選手権2023年シーズンに向け、明確な目標を掲げている。

OG Motorsport World Endurance Teamは、スパ24時間EWCレースにおいて、スーパーストッククラスの表彰台を獲得し、ボルドール24時間レースでは、同クラスの優勝争いを繰り広げたものの、クラッシュし、トップから脱落してしまった。しかし、チームは、次のシリーズでも印象的な戦いを披露したいと意欲を見せる。

フランスのランスに拠点を置くこのチームは、ダンロップタイヤを装着するヤマハ YZF-R1を使用し、ライダーには経験豊富なイタリア人のロベルト・ロルフォ選手と日本の新鋭、渥美心選手を継続起用。さらにルドヴィク・リザ選手を加え、有望なラインナップを完成させた。

チームのファブリス・オージェ監督は、「我々は、ここに到達するまでに大変な努力を重ねてきたんだ。」と説明する。「2022年シーズンでは、スパで表彰台を獲得し、ボルドールでは、12時間経過時点までスーパーストッククラスのトップを走っていたんだ。だから、2023年シーズンの我々の目標は、シーズンを通して明確に印象的な戦いを繰り広げることなんだ。」

OG Motorsport World Endurance Teamは、EWCへの参加を更新する理由を次のように声明で説明している。「我々全員を突き動かす情熱に加えて、熱意あるテクニカルパートナーと支援者の揺るぎないサポートが、この決断の動機となっている。また、ルマンでのエンジントラブルやボルドールでの転倒によるリタイアがあったにもかかわらず、2022年において、非常に良い成績を収めることができたということも理由の一つである。」

(チームの)進化は、確実に実を結び始めており、2023年での成功が期待される。チームは、ヤマハ・フランスとのパートナーシップを更新・強化し、情熱的なオーブナ (07)のBonneton 2 Rouesのサポートを受ける。

OG Motorsport World Endurance Teamには、すでにおなじみのWGP250で2位となった経験を持つロベルト・ロルフォ選手(41歳)と、昨年の"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会のスーパーストッククラスを制した渥美心選手(26歳)が在籍し、新たにルドヴィク・リザ選手(30歳)がチームに加入した。しかし、ルドヴィク・リザ選手も、フランスのプロモシュポ1000のチャンピオンであり、EWCに大きな影響をもたらしてくれるだろう。彼はまた、昨年9月のボルドール24時間レースで総合21位を獲得したMetissの一員でもあった。

OG Motorsport World Endurance Teamは、3月上旬にカラーリングとレーシングナンバーを発表する予定だ。一方、フランスで開催されるルマン24時間レースは、EWC2023年シーズンの開幕戦として4月13日~16日に行われる。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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