Maco Racing Teamのライダー、エンツォ・ブーロム選手とアンソニー・ウエスト選手が、FIM世界耐久選手2022年シーズン権開幕戦で英雄的な活躍を見せ、そのことから、Maco Racing Teamは、アンソニー・デルハール・EWCスピリット・トロフィーを受賞した。

スロバキアチームのMaco Racing Teamは、2022年4月に行われたルマン24時間レースにハンガリー人ライダーのリチャード・ボディス選手、フランス人ライダーのエンツォ・ブーロム選手、オーストラリア人ライダーのアンソニー・ウエスト選手のライダートリオでに出場する予定であった。

しかし、リチャード選手が欠場することになり、エンツォ選手とアンソニー選手の2人体制でルマンに挑むことを決定した。これは肉体的にも精神的にも大きな挑戦だった。

その後、Maco Racing Teamは、「たった2人のライダーでの勇敢な行動 」が評価されたと述べた。そして、「彼らは迷いを断ち切って、決してあきらめなかった。」と付け加えた。

アンソニー・デルハール・EWCスピリット・トロフィーは、2017年3月に他界したフランス出身のSuzuki Endurance Racing Teamのライダー、アンソニー・デルハール選手のスポーツ精神を偲び、FIM EWCレース開催毎に審査員から授与される。

彼は、FIM世界耐久選手権タイトル獲得チームに5回所属しており、EWCで最も成功したライダーの一人である。また、ルマン24時間レースとボルドール24時間レースを2度制覇している。

ルマンでは、デルハール氏の未亡人と2人の子供が出席し、Maco Racing Teamにこの賞を贈呈した。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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