新型コロナウイルス感染症による2年間の規制を経て、大勢のファンがグランドスタンドに戻って来た2022年4月のルマン24時間レースは、クリストファー・セニョール選手が、動きが鈍ったブラッドリー・スミス選手と衝突するという劇的な形で幕を開けた。
クリストファー選手は歩いてピットに戻ったが、元MotoGPライダーのブラッドリー選手は、後部に大きな衝撃を受けたため、セーフティカーが導入された際に、コース脇ですぐに応急措置を受け、精密検査を受けるため、そのまま病院に搬送された。Team Moto AinからEWCデビューを果たしたブラッドリー選手に大きな怪我はなかったものの、しばらく病院で様子を見ることになった。
レースは21分後に再開され、Yoshimura SERT MotulがFIM世界耐久選手権2022年シーズンの開幕戦を制し、スタートで出遅れたYART - Yamaha Official Team EWCが挽回し、2位を獲得した(写真手前はカレル・ハニカ選手)。
情報提供元 [ FIM EWC ]
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