F.C.C. TSR Honda Franceは、FIM世界耐久選手権のタイトルを守るため、CBR1000RR Firebladeにチャンピオンナンバー#1をつけることを決定した。

藤井正和総監督が率いるこのトップチームは、2023年シーズンを戦うライダーラインナップも決定した。マイク・ディ・メリオ選手とジョシュ・フック選手に加え、アラン・テッカー選手がEWC4レースに参戦する。

2017-18年シーズンのタイトル獲得に貢献したアラン・テッカー選手は、2022年9月に行われたボルドール24時間レース第100回記念大会で、負傷したジノ・レイ選手の代役を務め、2022年シーズンチャンピオン獲得にも貢献した。そして、再びF.C.C. TSR Honda Franceから2023年シーズンにフル参戦する予定である。

F.C.C. TSR Honda France総監督兼オーナーの藤井正和氏は、次のように語った。「2022年は目的をタイトル奪還と定め、あらゆる努力を重ねてきた。乗り越えなければならないものも多かったが、それだけに達成感は大きいものがある。いつも支えてくださるF.C.C.、Hondaをはじめとするスポンサー・パートナー企業各社、そしてファンの皆さまに感謝します。」

さらに藤井監督はこう続けた。「2023年の戦略は変えないこと。そして、2022ボルドールの体制のまま変えずにチームを構成できた。先日2023モデルのシェイクダウンも行い、手応えとしても数字の上でも2022モデルを上回ることができた。チャンピオンを獲得した時と同じ体制のまま、この先のヨーロッパテストを行い、シーズンに突き進んでゆく。目標は連覇。2022シーズン同様、ル・マン、スパ、ボルドール、3つの24時間レースに集中して取り組み、再び皆さんに戴冠の報を伝えられるようにしたい。」

アラン・テッカー選手はこう付け加えた。「Hondaファミリー、そしてF.C.C. TSR Honda Franceカラーで再び走れることを大変うれしく思います。2022年9月にチームと一緒にボルドールに出場し、チームのために世界チャンピオンを獲得することができました。#1のバイクとともに、このナンバーをキープするために、さらにモチベーションが上げてベストを尽くしたいと思います。そして、私を信頼してくれた藤井さんとチームメイトに感謝します。」

FIM世界耐久選手権2023年シーズンの開幕戦となるフランス・ルマン24時間レースは、4月13日〜16日に開催される。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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